「坂の上の魔法使い」

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    電子貸本屋Renta! のアカウントを発掘できました!

    三年前、入院した時のどさくさでログイン情報を紛失したと思い込んでいたんです。でも昨日、ふとしたきっかけから探ってみたら、アカウントを再利用できるようになりました。

    そうして、いちばんに読み返した漫画があります。それがこの漫画なのです。

    目次

    「坂の上の魔法使い」について

    魔法使いが多く住む町・ゲルの外れの荒れ山に、魔法使いのリーと弟子のラベルは住んでいる。町が苦手でちょっぴり変わり者のリーとの暮らしは決して裕福ではないが、学校に魔法にと勉強に励むラベルは充実した毎日を送っていた。そんなラベルの成長を、時に厳しく、時に温かく見守るリーだが……?(Renta!の内容紹介より)

    Renta! の購入履歴によると、この漫画を購入した時期は、2013年9月。うわ、もうそんなに経ってる? と驚いてしまいました。でもすでに書いたように、読めるようになったら、空いた時間ができたら、いちばんに読み返してしまうほど、いつまで経っても色褪せない名作です。

    もっともこの漫画は「坂の上の魔法使い」では完結しておらず、「無二の王」「黄金の川岸」と続いて全三巻で完結しています。とっても読み応えのある物語なのですよ!!

    分類としてはBLに入るのかしら。でもレビューにあるように、この物語はBLではないと感じるかたも多くいます。わたしも、たしかにBLではないなあ、と感じます。

    全体的に、重厚な雰囲気が漂っている物語なのです。魔法という単語が持っている、ダークな雰囲気が漂う世界に、魔法使いとして生きているリーには、秘められた過去がありました。今はもう無い王家に仕えていた過去です。その王子とリーは友情を育むのですね。その二人の、いろいろな意味合いを含む感情が、このシリーズでは丁寧に描かれています。

    でもそれだけなら、この物語はとても切なくて美しい物語にとどまってたかもしれません。

    この物語には、魔法使いリーの弟子ラベルが登場してます。ときどき怖いけれど、大切に慈しんでくれている養い親リーと過ごすラベルの生活はとても充実しています。この子、もっとシリアスに育ってもいいんじゃないかな、と思う瞬間もあるくらい、この子にも秘められた過去があるんですよ。でもそんな過去に影響されない、明るく健やかに育った子。

    彼の明るさが、切なく美しい物語に明るい彩りを添えてくれるのです。結果、この物語は、切なくて美しくて、でも、とても温かい物語になっているのでした。

    読んでよかった。この物語を知ることができて、本当によかった。心からそう感じる物語です。

    続編が公開中……!

    ところで、冒頭部分に書いた通り、わたしは三年ぶりにRenta! にログインしたのですよ。

    そうして知りました。この漫画、続編が出ていると!

    成長したラベルと一緒に暮らしている魔法使いリーの物語が描かれてると知ったんです。や、気になっていましたからね、なかなか大変な道を選んだラベルがその後、どうしたのか。その後を知ることができそうで、わたしはとっても嬉しいです。

    もちろん購入する予定です。ええ、これから!

    というわけで今日はこれにて失礼します。おすすめの本について書くことができて嬉しいです。読んでくださって、ありがとうございました!

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