そもそも、1時間ほど離れた場所に住む友達の家に遊びに行ったのです。
でね、お昼ごはんを近くの食堂に食べに行ったところ、友達の知り合いさんと偶然、一緒になりました。もちろんわたしには初めてお会いする方なんですけれど、とてもパワフルな方だったのです。愛に溢れた方というべきかしら。
チャキチャキと快活な口調で話してくださり、初めて会ったわたしたちを「昨日釣ったから鯛をあげるよ〜」と所有する船に招いてくださったのです。でね、生簀で泳いでいた鯛をすくいあげ、ビチビチとはねる鯛を目の前でさばいてくださったの。
他にも、いろいろなお話をうかがったなあ。
わたしよりもはるかに年上のかたなんだけど、ある意味、理想的な生活を送ってらっしゃる人。その方のご自宅にも向かう途中、いろんな人とすれ違うんだけど、みんな笑顔で会釈してすれ違うんですよね。それもまた驚きで、たくさんの刺激を受け取ったように感じます。
友人宅に行った人数はわたしを含めて合計三名だったのですけれど、一人が言いました。「ああいう老後を過ごせたらいいだろうねえ」と。わたしも同意かな。一人でも一人じゃない。人に囲まれて笑顔を向けられている。それはきっと、たくさん人に与えることを選んできた方だからだろうなあとも考えついてしまって、帰宅途中、あれこれ考えましたねえ。
2021年12月に肝臓がんを患ったという事実も教えていただいたのですが、とてもそうは思えないほど元気な方でもありました。「どうしてそんなに元気なんですか?」と友人の一人が訊ねますと、「努力してるから」とお答えになりました。
それがね、とっても説得力のある言葉だったのです。
とても若々しく元気な方にたまに知り合います。そういう人に秘訣を教えてもらおうとした時、ほとんどの方が「特別なことをしてないよ〜」と謙遜なさいます。でもそんなわけないんですよね。だから「努力しているから」と言ってスクワットや腹筋をして見せたそのかたは、とても率直な方だなあとも感じました。
わたし、こんなふうに歳を重ねることができるかしら?
どういうふうに過ごしたら、こんなふうに率直に、年齢を重ねることができるんだろう、とも色々考えてしまいました。刺激の多い1日でございましたね。
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