現在、ひろしま美術館では特別展を行なっています。ランス美術館コレクションを展示している、その特別展を、友達と一緒に見てきました〜!
風景画の始まり コローから印象派へ
わたしは西洋絵画に関して、詳しい人間ではありません。
ただ、先日、「モネのキッチン」という漫画を読んだことから、クロード・モネに対する親しみを覚えていました。でね、今回、美術館では、そのモネを屋外製作に導いたウジェーヌ・ブーダンの作品も展示されると知ったから、行きたくなったのです。
現在、フランス北東部にあるランス美術館は、改装工事が行われています。そのランス美術館が所蔵する風景画コレクションが今回の特別展で展示されているのですね。本来、フランスに行かなければ見ることのできない絵画を見ることができるのだから、とてもありがたい気持ちになりました。そろそろ海外に旅行した人の話も聞きますが、わたしにとってはまだまだ夢の国だもの。だから意気揚々と出かけていったのです。
展示は五つのテーマに分かれていました。「コローと19世紀風景画の先駆者たち」「バルビゾン派」「画家=版画家の誕生」「ウジェーヌ・ブーダン」「印象主義の展開」です。
たくさんの名画を見てきましたが、わたしの記憶に留まっている画家は、アシル=エトナ・ミシャロンです。これまで知らなかった画家なのですが、この方が描かれた「水車小屋のある風景」がとても好みの絵画だったのですよ。
ただ、残念なことにこの方、25歳で肺炎で亡くなられているんですね。でもジャン=バティスト・カミーユ・コローに教えた人物でもあるから、短いながらも濃い人生を送られた方なのかなあ、と想像しました。Wikipediaにもいくつかの絵画が掲載されていて、どれもがとても素敵な絵画だなあと感じています。
ウジェーヌ・ブーダンの絵画はですね、「水飲み場の牛の群れ」が印象に残っています。背後には雷雲が迫っているのに、悠然と水を飲んでいる牛の絵がね、好ましかったです。他にエッチングの、とても素敵な絵画があったんですけれど、タイトルを忘れてしまいました。また期間中に行こうかなあ。エッチングとは版画の一種なんですけれど、空の表現がとても素敵な一枚があったんですよ。く〜、タイトルを忘れてしまって悔しい。
特別メニューも味わってきました。

さて、美術館に行く楽しみは、他にもあります。それは特別展と提携しているメニューを併設しているレストランで食べること!
今回のメニューはフランス式のオープンサンドです。タルティーヌね。サーモンとカマンベールチーズをのせた冷製タルティーヌとハムとチーズをのせた温製タルティーヌ。ミネストローネスープとヨーグルトとセットになったこちらのメニューも、今回のお目当てでした。
正直なところを言えばね、タルティーヌ、家でも作れます。でもこうして特別展と提携したメニューとして提案されると、特別に美味しく感じられるのです。事実、パンはカリカリでミネストローネはトマトの風味が活きていて、とっても美味しかったです。量はちょっと控えめかなあ。でもとっても満足いたしました。
そうしてノートに書いています。

それから帰宅して、現在に至ります。記念撮影したフードや購入したチケットやリーフレットをなんでも帳にペタペタと貼っているところ。気に入った絵画はリーフレットに掲載されていませんでしたが、モネの絵画が掲載されていたから、ハサミで切り取ってペタリ。
わたしは撮影した写真を、iPhoneからさっさと削除する人間です。こうしてブログやSNSに投稿したりノートに貼ったら、そこからいつでも見返すことができるでしょ? すべての思い出を保存しなくても、一部、気に入ったものを残しておけたら十分。写真は楽しい記憶を思い出すとっかかりになれば充分だと思うようになったからです。
うん、ミニマリズム志向の影響を受けてますね、わたし。
だけどそんなわたしでも削除できない写真はあります。それは愛猫の写真っ!! 今日も今日とて、とってもかわいいひめちゃんは頑張って留守番をしてくれてましたよ〜。先日、サンプルでいただいた、ちょっといいキャットフードをあげました。うまうまと食べてくれたから嬉しかったです!
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