本日の就労訓練内容はとても気になる内容でした。
どんな内容かと申しますと、ズバリ「モチベーションコントロール入門」です。
それ、どんな感じなの!? と意気込んで受講しました。モチベーションをコントロールできるようになったら、それ、毎日の執筆にとっても助かるじゃないか〜と考えたのですね。
人には9つの価値観がある。
まずモチベーションとは何かと考えたとき、それは「生活体(人や動物)を行動へ駆り立て、目標に向かわせるような内的過程」と定義されるようです。行動の原因となる生活体内部の「動因」、その目標となる外部の「誘因」の要素から成り立つ(三省堂「デイリー新語辞典」より引用)とのこと。
うーん、要するに、行動する時の意欲とか原動力というものだよなあ、とわたしは理解しました。
でね、このモチベーションが上下する場面は、それぞれの価値観によって異なるようなのです。人から「助けて」と求められて「ありがとう」と感謝されたときにモチベーションが上がる人もいれば、急なトラブルに対応しているときにモチベーションが上がる人もいるでしょう。
それは一人一人の顔が違うように、それぞれの価値観によって左右される。その価値観とは、本日教わったプログラムによると、9つ存在する、と教わりました。
どんな価値観かと申しますと、「改革する人」「助ける人」「達成する人」「個性的な人」「観察する人」「忠実な人」「熱中する人」「挑戦する人」「平和を愛する人」といった価値観です。
それぞれ細かな特徴があり、それぞれの価値観の人がどんな状況でモチベーションが上がるのか、下がるのか、それも教えていただきました。この価値観はネットでも調べられるようですね。「エニアグラム診断」と調べたら、ヒットすると思います。
ちなみに、わたしの価値観にもっとも近いタイプは「熱中する人」ーーーー仕事でもプライベートでも楽しくなければダメなタイプで、モチベーションは自由に取り組めているときに高く、マニュアル通りなどやり方に柔軟性がないときにストレスを感じるタイプだそうです。
もっとも9つの価値観のうち、ひとつだけの価値観に染まっているというわけでもなく、わたしの場合は他に、「個性的な人」「観察する人」「平和を愛する人」という価値観にも反応していました。その価値観に共通する、モチベーションが上がる方法は、自分のペースで進めること、となるようです。
だとしたら今、毎日800字以上小説を書くという方法はわたしにあっている方法と言えるのかしら、と考えてしまいましたねえ。事実、二週間以上執筆が続いているから、モチベーションの維持はできていると言えるかもしれません。
変化は誰もが必ず乗り越えられる。
とはいうものの、モチベーション維持について考えるとき、わたしはガラス細工を扱っているような気持ちになります。毎日、いろんな出来事が発生するでしょう。その出来事によって、モチベーションは簡単に上下してしまうからです。
もっとも人って、好ましい変化に対してはすぐ受け入れることができるよう。
問題は好ましくない変化を迎えたとき。たとえば財布を落として生活費を失ったとか恋人に振られたとか、受け入れたくない変化を迎えたとき、人は8つのプロセスを辿って変化に適応していくようです。
1・否定:変化を知ったときのショック状態。事実を認めない。
2・逃避:逃避の状態。事実を認めることで自分が傷つくことを避けようとする。
3・反発:事実は認めるが、なぜ自分に起こったのか、受け入れられない状態。理解への抵抗。
4・葛藤:事実を理解しようとして混乱している状態。戸惑い、苛立ってる。
5・探求:事実を理解し、やるべきことを探し始めた状態。
6・選択:選択肢の中からやるべきことを選び始めた状態。
7・決断:事実を認め、理解し、あるべき姿を決意した状態。
8・自立:変化を乗り越え、自分自身が変革、成長した状態。
こういう段階を経て、人は変化に適応していくようです。でね、人がこういう状態にあるときに絶対にしていけないことがあります。
それは、慰めや気休め、説教、説得です。
なぜなら、主役は変化を迎えたその人自身だから。
この事実を教わったときに、わたし、すごく考え込んだんですよね。どんな変化が起きても、対処するのはその人自身しかあり得ない。だから安易な慰めやアドバイス、経験談を語るべきではないな、と改めて感じました。どんな人でも変化に適応する力はある。その邪魔をしてはいけない。
そう感じたのでした。
だから改めて、人が悩んでいるとき、落ち込んでいるときに他人ができることってないなあ、とも感じたんです。冷たいようだけど、その人自身の人生だもの。その人自身がなんとかしなくちゃいけない。他人なんてせいぜい、応援するに留まりますよ。そもそもその他人だって、他人自身の人生を生きなくちゃいけないんだから。
それでも同じ人類としてね。変化になかなか適応できない、そんなときは誰にでもあるのだから、応援したいと言う気持ちは、きっと思っているより多くの人が持ってるんじゃないかなあと感じました。
人って幅広い。そんなふうにも考えた1日となりましたね。
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