初書籍が発売。

    少し前からぽちぽちとお知らせしてきた、自費出版の書籍について書きます。

    目次

    「24時間、料理の注文承ります。」

    あらすじ:天才料理人の祖母がイギリスで経営していたレストランを訪ねた橙子は、そのレストランが実は夜になると異世界に転移することを知る。新しい経営者オリヴァーと共に、橙子は異世界の祖母の知己らの協力を得ながら、レストランにかけられた魔法を解こうとする。それは、亡き祖母の秘密を知ることでもあった……。

    書籍名:24時間、料理の注文承ります。
    著者名:深谷みどり
    ISBN:978−4−286−25016−8
    判型:A6並
    発売日:2022年11月15日
    ページ数:316P
    本体価格:800円

    発売日は2022年11月15日

    はふう。書籍の情報をざっと書いてみましたが、これだけでも緊張するものですねえ。小説を完結まで書き上げ、校正を終わらせ、希望する表紙デザインを提出し……コツコツと続けてきた今年のアレコレがいよいよ陽の目を見る時が来たんだ、と思うと、「わきゃー!」と叫び出したい気持ちになります。

    嬉しすぎて頭が真っ白になる感覚なのです。

    上にも書きましたが、書籍の発売日は、2022年11月1日です。その日まで落ち着かない日が続きそうです。友達に報告したところ「買うねー!」と言ってくれて、とても嬉しい。調べてみたところ、すでにアマゾンさんでは予約が始まっていました。楽天市場などの通販サイトも見たところ、書籍の情報は出てきますが、お手元に届くまでちょっとお時間がかかるようです。

    もし近所の書店で取り扱いがない場合は、あるいはお近くに書店がない場合は、お手数ですがブックサービス(0120-29-9625)をご利用いただけるとありがたいです。ご注文から一週間ほどで届けてもらえるようです。いや、そうはいっても10月中は難しいでしょうけれどね、発売日前ですから!

    試し読みができます。

    でね、わたしが運営している個人サイトにて試し読みのページを作りました。出版社さんから許可をいただいて、はじめの序章を試し読み用として掲載しています。

    「24時間、料理の注文承ります。」は同タイトルの物語をサイトで公開しています。

    ただ、今回、書籍で販売する物語は、サイトで公開している物語とはまったく違う内容となります。ですから実際に購入しようとしても、どんなふうに変わっているのか、不安に思われるかもしれません。そういう方は是非、試し読みでどんな雰囲気なのか、どうぞどうぞご覧になってみてくださいませ。

    素晴らしいご縁に恵まれました。

    実は著者贈呈本は、すでに手元に届いています。実際に読んでもみました。

    そうして感じることは、素晴らしい方々に恵まれたなあ、ということです。わたしの、10万字近くにもなる物語を隅から隅まで読んでくださり、誤字脱字を修正してくださり、細かなツッコミもかましてくださり、応援もしてくださる、そんな編集者さんたちに巡り会えたんですもの。

    だから、拙作なんて言えないなあ、と感じました。

    わたし自身の小説能力については、まだまだ向上の余地があると思うのです。成長の余地はある。それでもね、書き上げた物語を評価し、さらに素晴らしい一冊になるよう、力を尽くしてくださった編集の皆さんを思い出せば、拙い本になりました、なんて言いたくありません。もう、惚れ惚れするほど素敵な本が出来上がりました。そう言っておすすめしたい本になってくれたと感じています。

    ありがとうございます。もう、全てに対してね、お礼を言って回りたいくらい、嬉しいです。

    ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、わたしは統合失調症を患っています。だから幻聴や妄想に悩まされもします。もちろんブログで書いてきたように、定期的に医者に通い、規則正しい生活を送って体調を整えるようにしています。病状が安定するように努めています。

    それでもね、どうしても副作用に悩まされるから、小説を書くことを諦めた方がいいかな、と考えた時もあったのですよ。もう普通の生活を諦めるしかない、だから夢を追いかけていこうと考えたはずなのに、その夢すら諦めるしかないのかな、とも考えました。

    でも、今、わたしはわたしの本を手にしています。

    とても嬉しいです。ありがたいです。

    願わくば、今回、生まれた本が、手にとってくださった皆さまの心を慰めることができますように。読み終わった後、少しでも明るい気持ちになっているといいなあと感じています。

    コメント

    コメント一覧 (2件)

    • 近日出版とのこと、みどりさん おめでとうございます! 

      すごいですね。いつの間に完成させていたのかと驚きました。
      しかも、10万字、300Pもの長編。
      小説を書いたこともない人間にとっては、想像もできない量です。

      一般的に自費出版と聞くと、単行本で結構なお値段するイメージですが、
      書き下ろしの「文庫本」は珍しいですね。
      そして、3けたの価格なら他の書籍とも競争力十分ですね。
      気軽に手に取ることができそうです。

      是非とも読んでみたいです。
      今は、積読の待ち行列がたくさんあるので、いつになるかは明言できませんが(謝)。

      本棚のサイトにて、序章の部分だけ見ましたが、やはり引き込むのがお上手ですね。
      (僭越ながらすみません)

      一歩一歩、着実に歩を進めている姿は輝いていますよ。
      これからは、夢の印税生活めざして執筆活動に力を入れてみては? なんつって。

      • お祝いの言葉、ありがとうございます〜!

        小説を書き直し始めたのは3年ほど前からです。ああでもない、こうでもない、と書き直して、ようやく今年になって完結しました。

        そうですね。わたしも自費出版に対して抱いていたイメージは単行本です。ご提案いただいたサイズが文庫本で、わたしも驚きました。ですが、サトシさんがおっしゃる通り、このサイズならば手にとっていただきやすいのではないかなあ、と考えて、この形での発行となりました。

        試し読みも読んでいただけたとのこと!
        そう言っていただけると、とっても嬉しいです。読んでくださる方を惹きつけなければ、と何回も、十何回も書き直した部分ですから、評価していただけると本当に嬉しい。

        まだまだスタート地点に立ったばかりですから、これからどのような物語を書いていくのか、書けるのか、見通せないのですけれど、印税生活を送ることができるようになったら、とっても嬉しいです!

        コメント、ありがとうございました!

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