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公開している創作を大幅に書き直して、2022年11月、文芸社より発行していただきました。

現在、発売中です。

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プレ更年期。

最近、気がかりなことがあります。それは、生理が来ないということ。

今日はそんな話題になります。生々しい話題が苦手な方、どうぞ避けてくださいね。

申し訳ありません!

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プレ更年期というものがあるらしい。

まだそんなに長く、遅れているというわけではないから不安がる必要はないのかもしれません。ただ、ダイエットしている身には、生理というものはなかなか侮れない要素なんですよ。生理前と生理後ではダイエットのやり方も効果も違います。だから「生理がこない 40代」と検索してみたところ、いくつかの広告のあとに続いて、「生理不順は妊娠や閉経の可能性も」という記事がヒットしました。

妊娠はない。だとしたら閉経の可能性もある?

わたしってもう、そんな年代なんだなあと改めて認識しながら、さらに検索結果を下っていきました。そうしたら30代後半から40代半ばまでをプレ更年期と呼ぶそうです。閉経にまだ時間があっても閉経に向けて心身の変化が生じ始める時期を、そう呼ぶそうですね。

わたしは年齢から考えたところ、ぎりぎりプレ更年期にあたるんでしょうか。

記事によると、一般的には40歳を過ぎた頃から生理の周期が短くなり、45歳頃から周期が長くなる、とのこと。50歳近くになると、周期は2〜3ヶ月に一度となり、ついには停止した状態になる。そう言えば年上の友達(50歳)が2〜3ヶ月ぶりに生理がきた、と言っていたな、と思い出しました。月経が停止してから一年経過したら「閉経」と言われているそうです。

うーん。だったら今は周期が長くなっている状態なのかも。

正直に言えば、困ります。急に生理がやってきたら、と考えたのです。生理用品を持ち歩くのはいいまでも、万が一、経血が下着から漏れてしまったら服が汚れます。白い服を避ければいいのかしら。でも夏だから白い服が多いのよね、と頭を抱えてしまいました。

更年期障害は現在、起きてない。

また、更年期障害についても検索しました。女性ホルモンのひとつ、エストロゲンが急に減少することによって、体内のホルモンバランスが崩れるそうです。結果、自律神経の乱れが生じるとか。

そのホルモンバランスの乱れによって起こる日々の辛い症状を「更年期障害」と呼ぶそうですね。この更年期障害は個人差が大きく、ほとんどが不調を感じずに過ごしている人もいるよう。更年期障害の具体的な症状は、ほてりやのぼせ、手足の冷えに頭痛、不眠といった症状から、イライラや不安、倦怠感といった症状まであるそう。

本当に個人差が大きいみたい。性格やストレス、環境にも左右される。検査してもどこにも異常が見当たらないのにつらい症状が出てしまう、その不定愁訴の代表が更年期障害だそうです。

うーん。今のところ、更年期障害は起きてない、と感じているけれど。

でもたまに、起き上がれなくなるほどしんどい症状は更年期障害なのかしら。それとも持病の統合失調症によるものなのかしら。わからない。素人判断は怖いから、今週の定期診察の時にお医者さまに訊ねておこう。生理が遅れている事実もあわせて報告しておこう。

老いに進んでいる自分を自覚する。

それにしても、いつの間にか、わたしはそういう年齢になっていたんだなあ、と感じました。

そういう年齢、----先に待つ老いを意識する年齢です。

正直なところ、死よりも老いの方が恐ろしい印象もあります。わたしは祖父母に育てられました。だから定年を迎えた祖父母がどのように暮らしていたのか、よく覚えています。あれだけしっかりしていた祖父母がパーキンソン病になったり癌になったり、あげくに認知症を患い介護されるさまも見てきました。看護師さんにお世話された祖父が、退行して、楽しそうに軍歌を歌うさまも見ています。

わたし、そうなったらどうしよう、と考えました。

統合失調症を患って、さまざまに迷惑をかけてきました。だから統合失調症を再発させないように、気をつけて生活をしているつもりです。でもこれから老いがやってきて、脳梗塞や認知症になったら? 飼っている猫を虐待するような症状が出たら、どうしたらいいんでしょう。猫のしあわせのために手放す? 以前、癌によって余命宣告されたお年寄りの話を聞きました。先が短い身だから、と、猫を可愛がってくれる家庭へと手放したそうです。切なくて哀しい話だと感じました。

でも他人事ではないなあ、とも、今、感じたのです。

むかし、友人と老後について話したことがあります。「わたし、かわいいおばあちゃんになりたい」と友人は言っていました。わたしも素敵なおばあちゃんになりたい、と言いました。そのかわいいおばあちゃん、素敵なおばあちゃんになるためには、いろいろ気をつけないといけないと気付かされました。ある面では幸運も必要になるかも。健康にもストレスにも気をつけて、祈るように過ごす。

ちなみに素敵なおばあちゃんで連想した、「サザエさん」の「おふねさん」の年齢は52歳だそうです。まだまだ若いよ!! むしろこれからだよ! と考えてしまいました。時代の変化よ……。

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