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「24時間、料理の注文を承ります。」

公開している創作を大幅に書き直して、2022年11月、文芸社より発行していただきました。

現在、発売中です。

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幸先詣。

お正月が迫っております。

大掃除は終わりましたか? ごちそうの準備は完了ですか?

わたしは大掃除は終わったことにして、おせち料理は明日、スーパーで購入する予定です。一人暮らしですから、そんなにたくさん食べられない、という理由で、あちこちで予約を受け付けているおせち料理は購入しないことにしたのです。

年賀状も出し終えたから、今日は予定が空きました。

だから幸先詣に行ってきたのですよ。

目次

幸先詣とは。

ご存知の方も多いでしょう。

このコロナ禍が原因で生み出された、新しい初詣です。初詣の人出を分散させるため、12月中旬から神社が新年のお参りする方々を受け入れているんですね。それが幸先詣です。初詣と同じく、お正月の破魔矢やお守りも取り扱いを開始していますから、人出が苦手、あるいは人出が怖い、という方におすすめです。

いつから幸先詣が始まるのか、それは神社によって違うようですから、HPをご覧になったほうがいいと思います。事実、わたしがお参りした神社は三つですが、それぞれ幸先詣の期間が異なっていました。

とはいうものの、さすがに12月30日なら幸先詣ができるところが多かったです。ひとつは、幸先詣をしてなかったようだから、また改めて新年にお参りしようと考えていますけど。

ともあれ、いささか変則的なお参りですけれども、済ませることでちょっと安心しました。

おみくじから受けたアドバイス

今年の破魔矢を神社で引き取っていただき、新年の破魔矢を購入しました。

そうしておみくじを引いてきたのです。そうしたら、末吉や吉が出ました。書いてある内容もなかなか厳しくて、たとえば「願望:些かの事から誤り思う事破れる恐れあり」とあるんです。学問も「自己の甘えを捨て全力を尽くせ」とあります。

み、見透かされている気がする。

というのも、来年になったら受けようと考えていた簿記への意欲が薄れていくばかりなんです。勉強もはかどらないし受験をやめにしようかなあと考えていました。事実、まだ申し込んでいないですから、それも可能です。

簿記の勉強ではなく、小説を頑張りたいんじゃないのかな。

そうとも考えていたから、迷いが出てきたのですね。裏付けるようにもう一枚のおみくじには「願望:二つの願いを一度に叶えんとすればわるし」とあります。それはこれまでの年が裏付けているかも。小説とダイエット、両方叶えようとして叶わなかった。だから今年はダイエットに集中したら、ダイエットの結果を出せた。

だとしたら、どうしよう。

帰宅しながら考え込みましたが、なかなか結論が出ません。自分を追い詰めるために簿記を頑張る、とこのブログにも書きました。その意欲が薄れていくなんてあのときには思いませんでした。

だからと言って簿記を諦めて、小説を書こうと決めて書けるものなの、という疑問もあります。ダイエットが終わって今日までの日に小説を書こうとした日があります。でも書けなかったんですよね。書いては消し、書いては消し。その繰り返しでした。

わたしは何を頑張れるんだろう?

新しい年を前にして、わたしは悩んでいます。

明後日から始まる新しい年、この年のテーマをどうしよう。やりたい事リストを書いてみたら少しは答えが出るかしら。どうなのかしら。今のままでいたいと願う気持ちもあります。でも今のままでは嫌だという気持ちもある。

こういうときこそ、手帳の出番かな。

やりたいこと、やりたくないことを手帳に書いていって、自分の欲望を整理整頓しましょうか。幸いにも時間はあります。この年末年始はそういう形で、じっくりと自分と向き合ってもいいと感じています。

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