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公開している創作を大幅に書き直して、2022年11月、文芸社より発行していただきました。

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試し読み

メルカリ出品を終えて。

2021年9月にメルカリに初出品しました。その結果をご報告します。

目次

出品したもの。

わたしが2021年9月に出品した品物は二つです。

・A5サイズのシステム手帳
・バイブルサイズのシステム手帳

どちらも目立った傷はなく、また、あまり使うこともなかったため、美品といっても良い状態でした。この二つをあとよろメルカリ便を使って出品していたのです。

あとよろメルカリ便とは。

繰り返しになりますが、わたしが使ったサービスについて書きます。

あとよろメルカリ便とは、出品する品物をメルカリと提携している倉庫に発送し、取引が成立したら、その倉庫から品物を送ってもらうというサービスです。

品物を保管しなくてもいいし、梱包や発送をプロにお願いできるから、便利なサービスと言えるのですけれど、デメリットもあります。

それは倉庫保管料が無料であるのは、二ヶ月だけであること。その二ヶ月という期間が過ぎても品物が売れなかった場合、品物を返却していただくか、倉庫保管の期間延長を選ばなければならないのですが、そのどちらの場合もお金がかかるのです。

返却してもらう場合は、980円。期間延長は30日間につき500円(1箱)必要となります。

わたしは初出品ということもあり、見知らぬかたとやり取りする不安がとても大きかったのです。ですから発送をプロにお任せできる、このサービスは心強いと感じて利用しました。

二ヶ月経過して。

さて、あとよろメルカリ便を利用して、9月に初出品しました。

結果、A5サイズのシステム手帳が1000円(送料込)で取引いたしました。送料込の代金ですから、収益は420円となります。残念ながら、バイブルサイズのシステム手帳の取引は成立していません。

そして、あとよろメルカリ便の倉庫保管の期限があと一週間に迫っています。ですから今日、取引が成立しなかったシステム手帳の返却手続きを済ませました。そうすることによって出品は公開停止状態になります。「いいね」をいくつかいただいていたにもかかわらず、ちょっと申し訳ない気持ちになりましたが、期限が限られている以上しかたありません。

今回の手続きによって、わたしは返却手数料980円をメルカリペイで支払いました。A5サイズのシステム手帳によって入手していた収益420円とメルカリからいただいていた800ポイントを合わせて支払ったため、新たな金額的負担はゼロです。

とはいうものの、せっかくの収益が半分近く減ってしまったわけですから、複雑な気持ちになりました。

今回のメルカリ経験を通じて。

正直に申し上げましょう。わたしはメルカリを甘く見ていたと思います。

不要物はメルカリで処分したら良いよ、というアドバイスをよく見かけていたものですから、わたしはもっとサクッと売れるものだと考えていたのです。恥ずかしい勘違いですね。

実際に、ものを購入するとき、わたしだってたくさん考えます。趣味の本には少々財布の紐が緩くなる傾向がありますが、それにしたって予算内に収まるように、優先順位をつけて購入します。それは多分、他の皆さんだって同じこと。お店より安く出品されているからといって、よし購入しよう、ということにはならないのだ、と痛感しました。

メルカリに出品するとき、必要なものがあります。
それは、これからこの品物を手にするだろう人への思いやりです。

たとえば、あとよろメルカリ便はとても便利なサービスです。心強いといってもいい。でもいったん倉庫に送ってしまえば、出品者でも品物の確認ができなくなります。となると、出品してから落札希望のかたからいただく、品物に関する質問に答えられなくなる可能性が出てきます。

その辺りをもっと考えておくべきだったなあ、と今のわたしは感じています。

そもそもメルカリでものを購入するとき、多くのかたが、少しばかりのデメリットを意識してしまうものだと思います。通販でも同じことが言えますけれど、説明文と商品の状態が違うとか、そういう状況を想像してしまう。もしそうなったらどうしよう、と構えてしまう。

だから、出品する以上、そうした懸念にも誠実に向き合う必要があったなあ、とわたしは感じました。

間違いなく、やりとりだって未熟だっただろう自分を振り返って考えてみると、今回の経験はとても貴重で、ありがたいもののように感じられます。収益の大半が手数料になってしまいましたが、メルカリを利用する時の、とても大切な意識を学ぶことができたのですから。

メルカリに出品するときの注意。

もし今後、メルカリに品物を出品するときは以下の点に気をつけようと思います。

・その品物の状態がわかるように、写真をたくさん撮影して掲載する。
・説明文は箇条書きも活用して、豊富に、かつ、わかりやすく書く。
・あとよろメルカリ便を使うなら、商品に関する質問に答えられない可能性を留意する。

そして、最後に書いておきたい大切なこと。

出品したからといって、必ず落札されるとは限らない!

この最後の項目があるからこそ、わたしにとってメルカリは、断捨離には不向きなツールだなあと感じました。もったいないと感じる、だからメルカリに出品して次に大切にしてくれる人を探す、という考えはとても素敵な考えだと思うのですが、必ず落札されるとは限らない以上、最終的にはメルカリ出品が無駄になる可能性もあるのです。

だから処分するしかない。

そういう可能性を意識すると、そもそも簡単にものを買うべきではないなあ、という気持ちにもなりました。

これは先日、大型ゴミ処理場にも足を運んだから感じることなんですが、ゴミ処分場は本当に、品物の墓場です。メキメキと無造作にものを壊されていく過程も目にしてしまったから、ものを簡単に捨てることにも抵抗を覚えるようになりました。

ものを買うなら慎重に。今はそう感じています。

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