「脱ぽちゃ。」

    雨が降っているためか、身体がだるいなあと感じています。だから最低限の家事だけこなして、あとはゆっくり読書をしていました。

    今日選んだ本は、「脱ぽちゃ。20kg痩せてぽっちゃり人生脱出しました」という本です。シリーズの漫画で、全四冊発行されています。

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    「脱ぽちゃ」との出会い

    そもそものきっかけは、いつものApple Booksでした。ダイエットの本を探しているとき、かわいい絵柄のこの漫画を見つけたのですよ。でね、ふらふらっと一巻を購入し、読んで続きが気になり、いそいそと全四巻購入しました。

    小さなころから太っていた。けれどいつかきっと痩せるはずーーーそう信じていた主人公の前に、突然現れた妖精三姉妹、アマエ、ミエ、ヒガミ。彼女たちは主人公のダイエットを助ける、のではなく、邪魔をする存在で!?

    という漫画です。

    妖精さんたちの存在にびっくりしますが、妖精さんたちとの対話で明らかになっていく主人公の心に、もう、「あなたはわたしですか?」と感じるほど、共感いたしましたねえ。

    正直に言えば、当時の体重80キログラムだったわたしにとって体重66キログラムの彼女は、「わたしほど太ってないじゃない」と感じる対象ではあったのですけれど、ダイエット前のダメダメっぷりから、スイッチが入った時の変化が面白くて、「頑張れー」と応援したくなったのですよ。

    食欲が敵になるとき

    妖精たちと主人公とのやりとりが面白くて、また、ダイエットを始めた主人公の頑張りが参考になるから、どんどん読み進めていけます。

    時には、「ここまでしないといけないのかー」という気持ちになります。

    うん、現在進行形でダイエットしている身には、「あうっ」と眩しく感じるほど、主人公は前向きに頑張っているのですね。いや、わたしも、もっと頑張らないといけないわ。途中で慢心してダイエットに飽きるところなんて、まさに今の自分を見ているようで、ぎくぎくっとしました。だからそんな主人公にエステの人が告げたアドバイス、そうして主人公が選んだ行動は、今のわたしにも参考になる言葉でした。うう〜ん、水泳を始めるという手もあるかー。水着、どこにしまったかなあ……(←そこから汗)

    そんな感じで順調に体重を落としてる主人公に、三巻にて最大の危機が訪れます。

    それは、食欲がなくなってしまう、という危機です。

    もともと食べることが大好きな主人公、でもダイエットのために頑張って我慢しています。周囲の人も、そんな主人公を応援してくれています。だからこそ、主人公はますますダイエットにのめり込み、成果を出すのですが。

    ある時、ご褒美のパスタを食べようとして思いついてしまうのです。

    「これ、ひと口何kcalなんだろう」「腹筋30回分?」「プール5周分?」「せっかくヤセたのにもったいないな」ーーーーこれが危機の始まりでした。

    極端なカロリー制限するようになり、周囲の人間も心配するようになり、でもそんな言葉は当人には届かなくて。無理をしすぎて、ついには体調を崩し。

    主人公は、食べるのが怖い、という事実を自覚したのでした。

    この流れは読んでいると、本当に苦しくなります。主人公ががむしゃらになる気持ちもわかるし、でも周囲の心配もごもっともだし。食べるのが怖い、と自覚した瞬間には、漫画を通り越して「わたしもそうかも」と考え込みました。少し前、夕食をプロテインシェイクにしてカロリー制限していましたものね。

    でも安心していい。

    主人公には、冷静にアドバイスしてくれるエステシャンがいます。彼女に相談することによって、主人公は「自分を裏切らない甘えを許してもいいんですよ」という言葉を受け取るのです。

    もちろん、すぐに受け止められたわけじゃありません。その言葉をきっかけに、今までの行動を振り返って、ようやくダイエットハイから主人公は目を醒まし、適正なバランスでダイエットを続けられるようになったのでした。

    このくだりは、読んでいて本当に苦しくなって、でもいちばん、「よかったねえええ」と感じるところでもありました。

    そうして、我が身に置き換えました。うん、食欲は敵じゃない。確かに食べすぎたことによって太ってきたけれど、でも決して敵じゃないんだ、と自分に言い聞かせました。主人公のように、体調を崩してから気づくのではなく、今、気づいてよかったなあ、と感じました。読んで、よかったなあ、と感じました。

    おわりに。

    この漫画を読んでいると、妖精たちと主人公のやりとりが本当に楽しいです。

    危機が訪れた時には、妖精たちと主人公が本当に苦しそうで、こちらも切なくなったのですが、危機を乗り越えたあと、それまで以上に仲良くなっている姿を見て嬉しくなりました。

    はじめはダイエットを邪魔する存在として登場した妖精たち、でも彼女たちは絶対に敵ではなくて、むしろダイエットを続ける主人公にとって心強い味方ともなりうる存在でもありました。三姉妹と少しずつ仲を深めていくところなんてね、「いいなあ」と羨ましく感じるほどですよ!

    そうして迎えたエンディングも、寂しさを覚えましたが、でも次に行く、という主人公の意欲あふれる姿に、いいなあ、と感じました。今、ダイエットを頑張っているわたしも、同じように次の段階に向かいたいです。

    そういうわけですから、今日、この漫画を読んでダイエットへの意欲が再び盛り上がりました!

    外は雨が降っています、でも家の中ではいつも通りに動くことができます。スクワットしようか、ラジオ体操しようか。そんなふうにワクワクしながら、ひとまずブログを書き終えようと思います。

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