知人に品物を送付するプチプチクッションを購入するため、100円ショップに向かったのです。
最近はオークションが一般的になったためか、荷物送付に必要なアイテムが一箇所にまとめられてて、とても便利です。そのコーナーから目的の品物を向けて、さあ精算しようとした時に、新しいノートの存在に気づきました。
もしもの事態に備えるノートです。
エンディングノートもありましたが、わたしが注目したノートはこの二冊。おかねノートとじぶんノート。それぞれ、「もしも」の時のために備えておくノートです。
本屋さんでも見かける類のノートなのですが、なにせここは100円ショップ。100円でこのノートを買えるんだと気づけば、とてもお得な気持ちになりました。だからいそいそと購入したのですよ。
わたし、この「もしも」の事態に備える、という言葉に弱いのです。
「もしも」なんて起こらないという主張を掲げる方々もいらっしゃいます。わたしも、自分の抱える不安を見つめてみたら、「そうだよなあ」と不安がりな自分を笑ってしまうこともあります。
そこまでの事態、そうそう起きないでしょう。わかっていても、それでもやっぱり、「もしもの事態に備えておかないと」という気持ちがあって、こういうノートをスルーできないのでした。
このおかねノートには、収入や支出、年間の出費や銀行口座、クレジットカードに保険について書くページがあります。帰宅してボールペンで書いたところ、スルスルと書きやすい紙だと感じました。いくつか、今の時点で書ける項目を埋めていって、パソコンを置いている部屋の棚に収納しました。
じぶんノートはおかねノートと重複するところもあるかな。意識障害になった時に備えたページがあるところも、おかねノートと同じ。ただ、ライフラインやかかりつけ医について書く項目がある点が、おかねノートとは違うところ。他には過去に住んだ場所を書いたり、入院の時のために体のサイズを書くページもあります。むむむ、この項目は今、埋めるわけにはいかないわダイエット中だもの!
実は以前、エンディングノートを購入していました。文具屋さんで購入したんだったかなあ。お値段は1600円くらい? なかなかいいお値段するだけあって、シンプルながらも上質なノートでした。そのエンディングノートも記入して本棚に収納しているのですが、いかんせん、もう10年以上むかしに記入したノートだから、内容が一部、古くなってるんですよね。
書き直せばいいんですけれど、少々面倒。だから今回、100円ショップでこのノートを見つけたことはいい機会だとも考えたのです。なにせ100円。デザインもかわいいですし、お手軽です。
ただ、今、ふっと気づいたのですよ。あれ、10年前に書いたエンディングノートが活躍しないままだったのに、この「もしも」ノートを書く意義ってあるの、と。
……。……。……ないかもしれない?
気づかなくていいことに、気づいてしまいました。いやいやいや、備えあれば憂いなし、ですよ。
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