クライシスプランってご存知ですか。精神障害者でなければ、縁のない単語かもしれません。
クライシスプランとは、簡単に言えば、取扱説明書。病状が再発する可能性が高まったとき、迅速に対応するための計画書を指します。もっともこういう取扱説明書、健常者さんもすでに持ってらっしゃるかもしれません。
たとえば、風邪の引き始め、寒気がしたら暖かくする、といった対処をするでしょう? そういうふうに、調子を崩し始める時に現れるサインに、それぞれ対処する方法をあらかじめリストにしておくのです。
現在、わたしは就労支援事業所でこのクライシスプランを自分用に作成しています。だから今、ちょっと戸惑ってるんですよね。なぜなら前回、大きく調子を崩して再発した時はもう三年前だから。
三年前、具体的に何があったのか、なんて、ほとんど忘れています。
それでも記憶をほじくりながら、項目を埋めているのですけれど、それは軽く、わたしの黒歴史に触れてしまうから、微妙なダメージがあります。うおお、病気がさせてしまったこととはいえ、なんであんなことをしてしまったんだ、と、いまさらながらの羞恥に襲われながら、記述しています。
ただね、思ったんですよ。このクライシスプラン、健康な方も作っておいたら便利かも、と。
どういう事かと申しますと、ストレスが溜まった時にご機嫌になれる行動リストを作っておいたらいいかも、という意味です。今の時代、ストレスって万病の元じゃないですか。でもストレスって日々の生活につきもの。そんな日々を軽やかに生きるために、自分ならストレスから解放される行動のリストを作っておいたら、ちょっと安心しませんか?
難しいことはありません。
そうですね……、わたしの場合は、ちょっと調子を崩し始めた時は、「他者の声(自分に関係のない怒鳴り声など)が気になるようになる」という症状を書いてみました。そしてそういう気分になってしまったら「生活を整えることを意識して早めに寝る」という対処行動を書いたのです。
だいたい疲れてる時って神経が過敏になってるんですよね。だからたっぷり睡眠をとって疲れを癒すことが大切です。
こういうふうにわたしは病気が再発しないよう、工夫しているのでした。
ではでは、今日はこれにて。今日という日が皆さんにとって楽しい時間でありますように。
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