2022年11月1日はわたしにとって、忘れられない一日でした。
なぜならわたしの初めての本「24時間、料理の注文承ります」が自費出版で発売された日だからです。
文芸社の、素晴らしい編集者さんたちのおかげで、胸を張っておすすめできる一冊になりました。この本を販売したからこそ、わたしはここで足を止めちゃいけない、と強く実感し、公募に応募するきっかけにもなってくれたのです。
あれから一年。
現在のわたしは就労支援でライティングやWEBデザインを学ぶ日々を過ごしています。ライティングを学んで、これまでの文章のダメダメさ加減に気づいたり、自己流でWebサイトを作ってきたんだなあと実感したり。
合間に小説を書いていますけれど、まだまだ力不足を感じています。いろんな本を読んで、面白さを研究しようとしているのですが、研究するよりも先に、他の方々が書かれた物語の面白さに夢中になるばかり。
どうしたらこんなに面白い物語を書けるのかしら。うんうん唸りながら、自分でも文章を書いて、比較して、しょんぼりしたり。そんなふうに落ち込むことが多いですけれど、でもとてもしあわせな日々を過ごしています。
物語に囲まれた生活を送ること、それが幼いときのわたしの夢だったからですね。
だから今のままでもとてもしあわせなんですけれど、やっぱり物語を書く人になりたいなあと強く感じます。ええ、物語を楽しむだけではなく、人を楽しませる物語を生み出す人になりたいです。
わたしの中に眠る、大好きな物語を最高の形に書き上げて世の中に発表できる人になりたい。
むかしからそう願ってきましたけれど、でも一年前に本を発行することによって、より、強い願いになったように感じています。以前は、わたし程度の才能で物語を書く人になろうなんて諦めた方がいいんじゃないか、と弱気になる時もありましたが、本を発行することによって、夢を抱き続ける強さを持てるようになった気がしています。
改めて。
一年前に発行した本を手にとってくださった皆さん、本当にありがとうございました。
文芸社の皆さんも、素敵な本を発行してくださり、ありがとうございます。
おかげさまでちょっとだけ強くなれました。これからも物語を書き続けていきます。
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