-
急になにもかもは変わらないようです。
そもそも非常事態だからといって、空腹を我慢し過ぎた判断がまずかったのだ。 ... -
いつかまた。再会を希う心に、資格など無粋です。 (6)
森の入り口、馬を止めたところまでゆっくりと歩いてきたが、結局、マティアスが... -
いつかまた。再会を希う心に、資格など無粋です。 (5)
幻聴だと、まず考えた。 幻聴とは形を変えた自分の声だ。あの子に許してほしい... -
いつかまた。再会を希う心に、資格など無粋です。 (4)
ようやくたどり着いた国境地帯、うっそうとした森の入口に馬を止めた。 首筋を... -
いつかまた。再会を希う心に、資格など無粋です。 (3)
天空要塞自爆後、キーラが倒れていた場所は、王都サルワーティオーから馬で半日... -
いつかまた。再会を希う心に、資格など無粋です。 (2)
「ご挨拶だな。わざわざ迎えにやってきた人間に、開口一番、告げる言葉がそれか」 ... -
いつかまた。再会を希う心に、資格など無粋です。 (1)
遠く遠く。なぜかどうしようもなく懐かしい声が、キーラの名前をくりかえしてい... -
権利を主張できる資格は、とうにない。 (12)
魔道による暗闇がさあっと晴れていく。 宿泊している部屋の窓から、魔道を維持... -
権利を主張できる資格は、とうにない。 (11)
「大丈夫よ」 動揺する二人を安心させるために、出来れば笑顔を向けたかったが、...