24時間、料理の注文承ります。 「おまえ、知らないのか」「なにを?」「ここは夜になると我々を迎える食堂になるんだよ」 憧れだった祖母の秘密に振り回される娘の話。完結済。 彼は開店を待ち続けている。あるいは彼女を。 1・祖母のレストラン『アヴァロン』 2・真夜中の訪問者は喋る猫でした。 彼は穏やかに笑って喪失を受け入れた。いつものように。 3・芽生えた謎、ほどける謎 4・動揺しない人っていかがなものか 日常、あるいは非日常にある彼はひそやかに企む。 5・いきなりそうきますか!? 6・正論からトンズラ ようやく自分の感情に気づいても喪失を愛しむしかない。 7・むちゃぶりという言葉を教えてあげよう。 8・なにやってんですか。 喪失は喪失ではなくて。彼女のかけらはここにある。 9・あなたにあげる、この心。 10・ありがとう、またね。 終、あるいは始。いま、ここにある刹那の永遠。 廃園遊戯に続いて書いた長編。好きなものを全部放り込みました。