「おまえ、知らないのか」
「なにを?」
「ここは夜になると我々を迎える食堂になるんだよ」
憧れだった祖母の秘密に振り回される娘の話。
2010年ごろに連載していた創作です。いろいろな感想をいただきました。グサグサくる批評であっても、とってもしあわせでした。
目次

彼は開店を待ち続けている。あるいは、彼女を。
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1・祖母のレストラン「アヴァロン」
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2・真夜中の訪問者はしゃべる猫でした。
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彼は穏やかに笑って喪失を受け入れた。いつものように。
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3・めばえた謎、ほどける謎
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4・動揺しない人っていかがなものか。
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日常、あるいは非日常にある彼はひそやかに企む。
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5・いきなりそうきますか!?
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6・正論からトンズラ
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ようやく自分の感情に気づいても喪失を愛しむしかない。
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7・むちゃぶりという言葉を教えてあげよう。
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8・なにやってんですか。
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喪失は喪失ではなくて、彼女のかけらはここにある。
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9・あなたにあげる、この心。
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10・ありがとう、またね。
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終、あるいは始。いま、ここにある刹那の永遠。
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