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「24時間、料理の注文を承ります。」

公開している創作を大幅に書き直して、2022年11月、文芸社より発行していただきました。

現在、発売中です。

試し読み

ありがとう、配達の人。

いよいよ三が日もおしまいです。

だから今日も引き続き、家に引きこもっていました。ゲームをしたり音楽を聴いたり、読書をしたり小説を書いたり。おせちは無くなりましたけれど、雑煮は残っています。だからお腹が空いたら雑煮を温めて食べて、いたんですけれど、どうしても最後にごちそうが食べたくなったんですよね。

結果、出前館を注文しました。

や、正直に言えばためらいもありました。お正月の三が日からさっそく、そんな贅沢をしてしまってもいいものかな、と考えたのです。雑煮があるんだから、十分じゃないか、とも考えました。

でもねー、どうしても食べたくなってしまったのです。

それで思い切って注文したところ、予想よりも早い時間で届けていただきました。うわああ、と感じましたね。お正月からもう働いている方々はいらっしゃるんだ、とも考えました。

そうなんですよね。お正月からもう働いている方々はいらっしゃるのです。

まあ、わたしもかつてはお正月に出勤してました。販売職でしたからね、初売りにいらっしゃるお客様を迎えていました。まあ、特別なお弁当が出ていたから励みにもなっていましたし、家でゴロゴロするよりお金を稼いでいたかったから、当時のわたしには嬉しい仕事だったんです。

けれど、実際に、こうしてその恩恵に預かる立場となると、あらためて頭が下がる気持ちになりました。ううん、お正月だけじゃない。いつもの毎日にだって真面目に働いている方々がいらっしゃるからこそ、生活が成り立ってる部分があるんだなあと実感しました。

ありがとうございます。とても助かっています。

ちなみに注文した料理はインドカレーです。ナンが美味しかった……。こんな時期に空いてるレストランもあるんだなあ、と思いましたね。お店の方にも、感謝です!

さて、気合が入りました。

明日、公共機関は混んでいるんでしょうね。出勤される方だって多いでしょう。わたしも就労支援に出かけます。同じように出かける人へ、家を出るだけでも偉いですよわたしたち! 

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