MENU
「24時間、料理の注文を承ります。」

公開している創作を大幅に書き直して、2022年11月、文芸社より発行していただきました。

現在、発売中です。

試し読み

WordPressではじめる!

現在、イラストや漫画、小説を公開したいのならば、無料で利用できる投稿サービスがたくさんあります。だけどわたしは、そうしたサービスも利用しながら、個人で運営するサイトもオリジナル創作を公開する場所として作り続けています。

なぜかと言いますとね! 個人サイトはわたしの創作しか公開していない場所だからです。「お気に入り」とか「いいね」の数、ランキングを気にしなくてもいい場所、他のかたがお書きになった素敵な創作と自分が書いた創作を比べなくてもいい場所なんですね。

自分で好きなようにカスタマイズもできる。まるでおうちのような、ううん、まさしくわたしのお城。いじっていると楽しくなるんです。だから十年以上、個人サイトを続けていられるのでした。

今日は、そんなわたしが個人サイトをWordPressで始めた流れをシェアします。

目次

サイトについてあれこれ書く。

実はいちばん楽しいときです。

書きたい物語のあらすじを書くように、描きたいイラストの下書きを書くように、手元にある紙とペンで作りたいサイトのイメージを書いていきましょう。もう、これはとにかく自由に!

創作を公開するページは読みやすくシンプルにまとめたいな、とか。日々の雑記を書くブログページは対照的に華やかにしたいな、とか! 感想をもらえるかもしれない、だったら簡単にメッセージを送るページを設置しないとな、とか!!

他にも、個人サイトの名前はこんな感じにしたいな、とか、URLにはこの英単語を使っておきたいとか。あれこれ考えていくとワクワクしてきます。サイトのデザインを簡単に描いてみてもいいですねえ。

この時に個人サイトの目的をはっきり書いておくと、余計にやる気が出ます。ちなみに、わたしが作った個人サイトの目的は「書いてきた創作を公開すること。作家になれたら母艦となるサイトにすること」です。

はっはっはー。夢は大きく、ですよ♪

独自ドメインを取得する。

ドメインとは、インターネット上の住所のことです。「〇〇.com」とか、「△△.net」という形式の言葉で、特定のサイトをみたり、特定の相手に電子メールを送る時に必要になります。このドメインはサーバーによって用意されるものですが、独自ドメインとは世界でひとつだけ、自分のために用意できるドメインのことなのですよ。

ぶっちゃけますと、WordPressは独自ドメインを取得しなくても使えます。

でもわたしは、独自ドメインの取得をおすすめしますよ〜。サイトを覚えてもらいやすくなるし、作る側もサイトへの愛着がわきます。それからのちにレンタルサーバーを引っ越すことがあったら、ドメインも変わってしまう。そのとき、サイトのURLを変更していかないといけないのですが、独自ドメインだとその手間がありません!

わたしが個人サイトのために選んだ独自ドメインは、「attic-bookshelf.com」です。英単語を使ってサイト名(「屋根裏部屋の本棚」)を示唆したドメインです。英語の文法として正しくないことは了解しています(汗)

独自ドメインには取得するときと維持するときにお金がかかります。これはもう、ドメインによって違うから、まずは自分の希望をはっきりさせて、ドメイン取得サービス会社で調べてみてください。このドメイン取得サービスもいろいろありますが、わたしはムームードメインを選びました。

レンタルサーバーに申し込む。

ホームページってインターネット上のサーバー(コンピューター)にファイルがあるから、インターネットで見ることが出来るんですよね。そのサーバーは個人で用意することは難しいから、通常、わたしたちがホームページを開設する時には、レンタルサーバーをお借りします。

レンタルサーバー会社はいろいろありますが、わたしはロリポップを選びました。

理由は、プランとサービス内容を見たときに、お手頃価格だと感じたからです。他にもいろいろなレンタルサーバーを見たんですけれど、当時のわたしにはちょっと高額でした。ロリポップではWordPressを使えるプランはライトプランからになるのですが、わたしはスタンダードプランを使っています。そうしたら月に支払う金額は500円なんですよ。電話のサポートもあるし(安心♪)これなら払えると思って選びました。

レンタルサーバーにWordPressをインストールする。

独自ドメインを取得し、サーバーをレンタルしたら、いよいよWordPressの登場です。 WordPress、 WordPressと繰り返し書いてきましたが、知らないかたはなんだろ、って思いますよね。 WordPressとはブログやホームページを簡単に作成できるCMS(コンテンツ管理システム)なんですよ。専門知識がなくてもWebページのコンテンツを管理できる仕組みをCMSと呼ぶのですね。

でね、この WordPressを使うには、本来、プログラム言語の「PHP」とデータベース管理システムの「MySQL」が必要となるから、自分でインストールするにはある程度の知識が必要なんです。

が、ご安心を!

レンタルサーバーによっては、この WordPressを簡単にインストールできる機能があるから、そちらを利用しましょ〜! わたしが選んだロリポップも簡単インストール機能があります。こちらを使ってインストールします。ソフトのインストール先はパソコンではなく、レンタルサーバーになりますから、インターネットがあればホームページの更新ができるようになる所以ですね。

むかしのわたしは。

むかしのわたしは、ホームページをHTMLとCSSを使って作っていました。テキストエディタを使って、コツコツとHTMLを書き、FTPソフトを使ってインターネットにアップする、という流れを続けていたのですけれど、ある時、ふっと思ったのです。

あれ。わたし、創作よりもHTMLを書く時間の方が長くないか、と。

それに気づいた時にはあわてました。なぜってわたしがなりたいのは作家であって、WEBデザイナーではないんですもの。HTMLを書くことはとても楽しいけれど、時間の使いかたを間違えてないか?

そう思ったわたしは、もっと楽にホームページを更新できる方法を探し始めました。そうして出会った方法が、WordPressを使ってホームページを更新するという方法です。

正直なところ、 WordPressを導入しても、いろいろな設定に時間をかける必要があります。ですけれど、小説の更新をしやすくなったことも、また、事実です。究極的には物語を書いたソフトから物語をコピーして WordPressの新規投稿画面にペーストして、ちょっとレイアウトを整えたら物語を公開できるのですから。

それが楽しくて、意気揚々と創作の公開を始めました。

やがて創作が書けない時もやってきますが、そんな時でもホームページを作成して公開する喜びは残っています。

それは、こうしてブログを書くことによっても味わえる喜びと同種の喜びです。

もちろん他に存在するブログサービスを使えば得られる喜びですが、今、 WordPressを使ってブログを書く喜びには、「ああ、デザイン的にも素敵な、とても好みのサイトを作っている」という喜びも混じっているのです。単純な喜びではありません。文章を書くことも単純に嬉しいし、自分のお城を作っていける喜びもある。そんなふうに、幾重にも重なってる喜びなんですね。

自分だけの場所を更新していく、という喜びを、個人サイトやブログは教えてくれます。

ですから今回、わたしが実施した、 WordPressでの個人サイト開設の方法を書いてみました。これはこのブログを開設する時にも使った方法です。拙い文章だと思いますし、他にももっと効率的な方法もあるのかもしれません。でも、わたしはこうしました。

それではみなさま、ここまでの長文を読んでくださって、ありがとうござい

目次