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「24時間、料理の注文を承ります。」

公開している創作を大幅に書き直して、2022年11月、文芸社より発行していただきました。

現在、発売中です。

試し読み

京都。

幼いころのわたしにとって、京都は鬼門でした。

それというのも、離婚して家を出ていった実母が住む場所だから。京都に行きたいと言ってしまうと、その発言は「実母に会いたい」と拡大解釈される可能性があったのです。だからこそ、観光するために行きたいなあと感じていても、「京都には行きたい」とは言えなかったのですよ。祖父母や父親に、勘違いしてほしくなかったからですね。

でもいまのわたしには、そういう気遣いは不要じゃないですか。

だから心おきなく言えます。京都に行きたいなあと。

もっとも飼っている愛猫と離れたくないから、日帰りで行くしかないでしょうか。かつて、京都好きな友達と日帰りで行った記憶があります。だから可能だと思います。でも微妙なためらいもあって、なかなか行動に移せないのでした。

なぜいま、京都に行きたいのか?

それはですね、最近、ハマってる小説が京都を舞台にしたミステリーだからなんですよ!! ご存知の方も多いのではないでしょうか。「京都寺町三条のホームズ」というシリーズを。わたしは例によってピッコマで漫画を知り、夢中になり、いま、原作を読み始めているところなのです。

もうね、とっても楽しい!

だから行ってみたいなあと思うようになったのですね、京都。日帰りでもいいから、就労支援をお休みにして行こうかなあ。

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