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「24時間、料理の注文を承ります。」

公開している創作を大幅に書き直して、2022年11月、文芸社より発行していただきました。

現在、発売中です。

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005:頼りになる大人たち。

今日も今日とて、就労支援を終えたあと、家事や勉強をしていました。

特に勉強。投資の勉強は楽しいのだけど、頭がウニっとなります。ですから夕食前に切り上げました。急いでどうにかなるものではない。だからじっくりと慎重に、自分の資金を預けられる株を選ばなければなりません。それにはまだまだ勉強が足りない、また、投資の姿勢も未熟だとも感じたのです。

というわけで、今日はホグワーツレガシーについて書きます。

目次

このままバタービールで一杯とはいかなかった。

トロールとの激しい戦いを乗り越え、バタービールを飲もうという流れになりました。ホグズミードに詳しいナツァイ、愛称ナティがバタービールを出してくれるお店、「三本の箒」の店主さん、シローナという人に紹介したい、と言ってくれます。なんでもとても素敵な人らしいですねえ。

でも三本の箒に辿り着く前に、主人公たちは不審人物を見つけてしまったのです。

ビクトール・ルックウッド。ウィーズリー先生が関わらないようにと注意を促してくれた、この地域では危険人物として知られる人物です。その人物が手下を引き連れ、あのランロクと密談を交わしていたのでした。もっとも、しょせんは悪党同士の密談というべきでしょうか。なんともギスギスしたやりとりです。互いの失敗を責め、「役に立たないのなら用無しだ」という寒々しい言葉まで出てきます。

やーねー、悪党同士のやり取りって心が荒むわ。

ともあれ両者の密談をいつまでも聞いていていいはずがありません。立ち聞きしている存在に、ルックウッドは気付いたようです。ですから主人公はナティと示し合わせて、その場を立ち去り、三本の箒に駆け込んだのでした。

シローナをはじめとする頼もしい村人たち。

そうして逃げ込んだ先、三本の箒では店主のシローナが温かく迎えてくれました。主人公とナティがトロールの手からホグズミードを守ったことを知り、バタービールをおごってくれたのです。

でもそんな彼女は驚いていました。

ホグズミードをトロールが襲うという前例がないと。そうです、トロール襲撃はあのランロクが主人公を狙ったもの。でも簡単に話せる内容ではない、とプレイヤー立場から考えた時に、荒々しく扉が開かれ、ルックウッドが現れたのです!

名高い危険人物と、シローナが対峙します。

シローナにやや気圧されたルックウッドが、それでも主人公に用があるといったとき!

「わたしの友人はバタービールを楽しんでるんだ」とシローナは言い放ち、その場にいたお客さんたちみんなが、ルックウッドに杖を向けました。もちろん主人公とナティも杖を構えましたが、まわりのみんなが動いて、主人公たちを守ろうとしてくれたところに、わたしは感動しました。

かっこいいっ!

多勢に無勢の不利を悟ったのでしょうか。ルックウッドは捨て台詞を吐いてその場を立ち去りました。やれやれ、一安心です。

それにしてもトロールに立ち向かった村人といい、この場に集まっていたお客さんたちといい、この世界のモブ(というにはちょっと心苦しい感じですが)はとっても侮れない存在だなあと感じます。そうだよ、魔法使いですからね、みんな。仕事の憂さやトロール襲撃の愚痴を話にきたのだとしても、いざという時はこうして、学生である主人公を守る気概に溢れているのです。

繰り返していいます。かっこいいっ!

フィグ先生は信頼できる大人です。

ともあれ、怒涛のホグズミード行きを済ませて、主人公たちはホグワーツに帰還しました。そして翌日、主人公の元にフィグ先生からフクロウ便がやってきたのです。

いわく、グリンゴッツ魔法銀行で見つけたロケットの謎がわかったと。

だから主人公はフィグ先生の元に向かいました。実はこの時、いくつかのサブクエストが発生しています。それらをこなして、主人公のレベルを上げてから、訪れました。だからフィグ先生をかなり待たせてしまったのですよね。

でもフィグ先生は主人公を責めることなく、ホグズミードでの襲撃の件を聞いた、と言って、労ってくれました。主人公がランロクとルックウッドの密談を聞いたこと、トロールの襲撃は主人公が目当てだったことなどを打ち明けました。ランロクとルックウッド、両者の目的は、まさにグリンゴッツのロケットなのだろうという結論になり、フィグ先生は新たに見つけた発見について話してくれたのです。

それは地図でした。それもどうやら、ホグワーツの地図です。

フィグ先生はこの地図を眺めて謎を解き明かそうとしていたのですが、地図の謎は分かりません。ですがこれまでと同じように、主人公だけに見える痕跡が地図には残されており、その痕跡が示す場所は図書館の禁書庫だと判明しました。

さっそく冒険に行こうとフィグ先生を誘う主人公ですが、フィグ先生が待ったをかけます。冒険の前に、防衛術をしっかり学んでくるように、と言いつけるのです。

主人公はたかが本を探すだけですよね、と反論したのですが、フィグ先生の意見は変わりません。

このあたりを見ているとね、さすがだなあ、と感じます。

さすが直感に優れた魔法使いの考えは、まだ学生である主人公には追いつけない領域だなあと感じました。まあ、プレイヤーであるわたしだって、そんなにスムーズに目的を果たせないだろうなとも感じています。だからこそ先走りがちな主人公を制止してくれるフィグ先生をありがたいと感じ、すごい人だなあ、とも尊敬する気持ちにもなったのでした。

というわけですから、主人公は防衛術をひとつ学んできます。炎の呪文、インセンディオ。それを学んで、いざ冒険だっ! というところで、今日のブログを終えようと思います。長文、お付き合いいただき、ありがとうございました!

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