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「24時間、料理の注文を承ります。」

公開している創作を大幅に書き直して、2022年11月、文芸社より発行していただきました。

現在、発売中です。

試し読み

ちょっと夜更かし。

ダイエットのために歩くことが大切。そう考えたわたしは、今日、わりと頻繁に歩きました。朝食前の空腹時間に20分、昼食を食べ終えた後の30分、夕食を作る前の20分、といった具合です。

わたしにしては頑張った方なんだけど、iPhoneのフィットネスアプリは不満そうに(?)ムーブリングを完成させるまであと84kcalですよ〜と告知してきます。ええい、そうはいっても7800歩も歩いたんだから、今日のわたしは頑張った方なんだよ! とアプリの告知を強気でスルーするわたし。

頑張ったもん、わたし。

さて、本日、わたしは以前から気になっていた本を購入したのですよ。どどんと二冊。今、ウキウキとしあわせな読書タイムを過ごしているところです。

目次

最推しの義兄を愛でるため、長生きします!

購入した本の一冊目は、BL小説です。

「小説家になろう」にて連載されていて、とっても楽しみながら読んでいた物語なのです。アルファポリス第9回BL小説大賞読者賞を受賞した作品でもあって、当時のわたしはうんうん、と頷きました。ですよねー、みなさん、わかってらっしゃる! という気持ち。そのくらい、面白い物語なんですよう。

今は「小説家になろう」からは削除されている小説ですが、アルファポリスではまだ掲載されています。書籍になった部分はチケットが必要になりますが、書籍の続きにあたる部分は無料で読むことができるから、とっても嬉しい。書籍を読んで、続きを読みたくなったら、即座にアルファポリスのアプリを立ち上げればいいのですよ。うふふ〜、書籍を読み終えたわたしはそのようにしております!

物語はですね、転生したら義兄が、前世で最推ししていた人物だった、と気づくところから始まります。わーい、と喜んでもいいはずなんですけれど、続いて気付いた事実は、転生した主人公は早逝してしまうから義兄から笑顔を奪ってしまう、という事実。それはあかん! と考えた主人公は、最推しを愛し続けるために、長生きする方法を模索し始める、という展開になるのです。

わたしがこの物語で大好きなところは、主人公の、最推しへの揺らぎない愛! ですよ。もうね、義兄となった最推しが本当に大好きなんだなあ、と、よく伝わってくるんです。転生したことも、つまり一度死んだことも、主人公にとってはあまり意味がないんじゃないかしら。主人公にとって大切な点は、最推しがそばにいてくれること、最推しが笑顔でいてくれること。だから頑張るのだ、というストレートな行動がね、なんというか、いいなあ、という気持ちにさせてくれるのですね。

そして書籍では、素晴らしいイラストがついていて、本当に嬉しい。そうかあ、アルバくんはこんなにもかわいい子だったのか。義兄は、義父は、友人はこんなにも魅力的な人物なのか、とニヤニヤしています。書き下ろし小説も読めて、本当に嬉しくなる一冊ですね〜。続刊、出て欲しいです。

フランスふらふら一人旅

こちらの本はですね、文庫サイズの漫画です!

ただの漫画じゃありません。コミック旅行記なのですよ。わたしは以前、同人誌で発行された同じ内容の本を購入していたのですが、ついに今回、文庫として販売されたと知り、本日、購入したのです。

うん、つまり内容が重複してるんだろって? その通りです、が、問題はありません。

なぜなら書き下ろしが20P以上追加されてますからね〜。同人誌は大きめサイズだったのですが、文庫本になったことでとっても持ち歩きしやすくなりました。カバンに入れて、公共機関で移動する時、ウキウキで読むことができるぞ〜と意気揚々としています。や、公共機関で移動しなくても、読みたいときに読みますけれどね、うん!

「いつかお金と時間ができたら一ヶ月くらいパリで生活して、気が済むまで美術館や博物館に通ってみたいなあ」

昔からそんな願いをぼんやりと抱いていた著者さんは、2019年9月に、その願いを現実のものとしたそうです。ご本人曰く、フランス語も英語も話せない、人見知り、海外一人旅の経験もなし、ということですが、いやいやいや、それでも実行したのだから、すごい、と感じました。

や、パリで生活する、という響きにはわたしも惹かれるのですが、一人で滞在するとなると、尻込みする気持ちが出てきます。どんなに好きな国でも、言葉がわからないから怖い〜という気持ちが出てくるんですね。せめて現地の友達ができてから、と思ってしまうから、結局、お金や時間ができても、行かないんだろうなわたし、とセルフツッコミができてしまうほどです。

だけど、著者さんは計画して、実行されました。すごいです!

そしてね、その一ヶ月あまりの生活が、漫画で描かれているんですが、とっても具体的なんですよ。滞在先を決める時はどんな考えに基づいて決めたのか。金額はどのくらいかかったのか。どんな持ち物を選んで持っていったのか。実際に滞在して、何に困ったのか、などなど。

本当に細かく描いてあるから、実際に旅行するときに参考になるだろうなあ、とも感じました。うん、実際にフランスに行くよ、という人と出会ったら、この本をプレゼントしようかな、と感じましたね。普通の旅行では気づきにくい、日常生活に紐づいた楽しみを見つけるきっかけになってくれると思う。

ま、そうはいっても今はいろいろと難しい状況なんですけれど。

だからこそ、こんな本が、余計に楽しいんです。旅行はできない。国内から出ることも難しい。だからこそ、こんな漫画が日常を忘れさせてくれます。フランスに旅行しているわけじゃない。だけど、旅行したつもりになって、バケットのサンドウィッチを作ったり、できるよね、とも思いましたねえ。

そういえばこの著者さん、そういうコンセプトの漫画も描かれてるんですよー。そちらも面白いです。

おわりに。

今日はたくさん歩いて、本も購入できて、とっても嬉しい1日でした。

本棚はそろそろ限界に達しているから、だから実際の書籍はあまり買わないように、電子書籍で購入するようにしているのですけれど、この二冊はiBooksでの購入ができなかったのですよねえ。

でもでも、だからこそ、実際の書籍を購入して、楽しいなあ、と感じました。

紙の書籍、やっぱり好きだなあ、と感じたのです。手に収まる感触、気兼ねなく持ち歩いて、ぱらっとページをめくれる感触、お風呂にも持ち込んでも大丈夫、寝室に持ち込んでも大丈夫、ああ、紙の書籍ってありがたいなあ、と改めて感じたり。

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