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「24時間、料理の注文を承ります。」

公開している創作を大幅に書き直して、2022年11月、文芸社より発行していただきました。

現在、発売中です。

試し読み

コロナ陽性。

コロナ陽性につき、自宅隔離中です。

正直なところを言うと、コロナに罹るなんて思っていませんでした。なぜなら引きこもり生活を送っていたから、人と接触する機会なんて数えるほどしかなかったからです。

でもかかってしまった。

天涯孤独の身で猫と同居するわたしの、コロナ生活覚書です。よろしければご参考に。

目次

コロナ発覚から自宅隔離まで。

1月20日はわたしの誕生日でした。

でね、友達がプレゼントを持って我が家に遊びにきてくれたのですよ。プレゼントは他の友人たちと共同で購入したバッグ。とても嬉しかったです。友人が購入してきた惣菜でお昼ごはんを一緒に食べました。一緒に過ごした時間は、一時間半ほどでしょうか。

その時ですね、コロナが移った時は。

23日日曜日の夜から37.1度の熱が出て、体の節々の痛みも出てきました。ただ、この日はとても気温が下がった日でもあるから、初めは風邪だと考えていたのですよ。だから風邪の置き薬で対応していたのです。事実、風邪薬を飲んで寝たらスッキリしました。

でも翌日24日に友人から電話があって、彼女はコロナ陽性だったというお知らせを受けたのです。結果、わたしは濃厚接触者になったという事実を知り、PCR検査の必要性を感じました。熱も再び、37.1度となり、体の節々が痛む状況でしたからね。

保健所に電話したら、PCR検査を行なっている近所の病院を紹介していただきました。もう時刻が12時半近くでしたから、病院の受診時間が終わっています。だから受診が再開される14時半にPCR検査を受けてきたのですね。結果は、本来なら翌日にわかるのでしょうけれど、午後の時間でしたから翌々日に判明すると知らされていました。

そして26日に病院から電話がかかってきて、コロナ陽性だと知らされたのです。もっともこの日になると熱は下がっており、「コロナじゃないんじゃないかな〜」という希望もありました。その希望が壊れて「あちゃー」と思いながら、訪問看護に電話して今週と来週をお休みするとお知らせしたのです。訪問看護もいろいろありますが、わたしが受けている訪問看護では、買い出し等をしてもらえないという事実も、この時に確認しました。

26日から携帯電話にSMSにてHER-SYS(厚生労働省新型コロナウィルス感染者等情報管理システム)と接触管理アプリCOCOAに関するメッセージが届きました。

27日15時ころに保健所から電話がありました。聞き取り調査を行われました。猫と同居の一人暮らしだという事実を伝えたところ、28日に保健所から2月2日まで自宅隔離という決定を受けて、現在に至ります。

いちばん困ったこと。

ズバリ、買い出しに困りました。

繰り返しになりますが、わたしは天涯孤独です。だから自分の代わりに買い出しに行ってくれる存在に、心当たりがありません。コロナだとわかった当初、前回の買い出しを終えて一週間すぎるという時期でしたから、冷蔵庫の中身がほとんどない状況でした。もちろん米や冷凍食品、以前から購入しているベースブレッド(完全栄養食のパン)はありました。でも野菜とタンパク質源はゼロ。そろそろ買い出しに行こうという時でしたから困りました。

ですから病院からコロナ陽性と知らせが来たあと、保健所に問い合わせの電話をしたのです。すると、ネットスーパーの利用は可能だと知らされました。

ちなみに、わたしが住んでいる広島県では、一人暮らしの自宅隔離者に保存食の配給があります。ですが、実際に届くまでに八日以上かかると言われたからお断りしました。隔離がほとんど終わりかかった時期にもらってもなあ、という気持ちになったのです。ちなみになぜ、そんなに日数がかかるのかといえば、コロナ患者が増えたためですね。

それからネットスーパーを探しました。ネットスーパーといっても、いろいろな種類がありますが、宅配時に人と接触しないタイプのネットスーパーを探したのです。なんとか見つかり、26日に発注をかけたところ、27日に玄関に置き配していただきました。発砲スチロールの箱に入って届いたから、アルコール除菌シートで拭いて、返却しようと考えています。

コロナに罹って毎日していること。

携帯電話のSMSが毎朝届きます。

そこからHER-SYS(厚生労働省新型コロナウィルス感染者等情報管理システム)にログインして、病状を入力しています。主に体温ですね。咳や痰などの症状がどうなったのか、入力するスペースもありますが、わたしの場合は特に記すほどもない病状です。

コロナに備えて。

コロナに備えていたわけではありませんが、猫のごはんとトイレ砂をまとめ買いしていて良かったなあ、と感じました。いちお、今回利用したネットスーパーでも、猫のトイレ砂やごはんを購入することはできます。

でもいつも購入しているメーカーとは違うものを購入することになります。

猫を飼っている方はご存知だと思いますが、いつもとは違うものだと猫も戸惑うのですね。下手をしたら、食べない時もある。トイレしない時もある。だからいつものメーカーのごはんやトイレ砂は、たとえばミニマリストライフを送っている方でも、多めに用意しておいた方がいいのではないでしょうか。

それからネットスーパーを探していたところ、置き配対応しているけれど、初回だけは対人宅配となるところもありました。だから今回、そのネットスーパーの利用を諦めましたが、コロナになる前に初回宅配を済ませておいたら良かったなあ、という後悔もあったり。うん、諦めたそのスーパーがいつも利用しているスーパーだったからね、ポイントがたまらなくなるから、利用できない事実を軽く後悔したのですよ。

自分は元気だから。どこにでも行けるから、と考えて、これまでネットスーパーの利用を考えてきませんでしたけど、いざという時、会員登録などの手間がかかることを考えたら、普段から選択の幅を広げておいた方がいいかもしれないなあと感じましたね。

コロナ後について。

とりあえず、わたしの場合、自宅隔離期間は2月2日までです。

自宅隔離期間が終わる日に、保健所から電話がかかってきます。その時に再びPCR検査を受けて、結果が陰性ならば隔離解除となります。PCR検査はありませんでした。ウィルスの死骸が残ってる状態ですから、隔離終了後一ヶ月ほどはPCR検査が陽性になると教えられ、何かの拍子でPCR検査をするときにはその旨を伝えるように、と言われました。

でね、もし生命保険に入っている方がいらっしゃるなら、かかっている保険がコロナ対応しているかどうか、保険会社に問い合わせしたらいいと思います。

わたしも確認したところ、自宅隔離でも対応していたため、保健所から証明書をいただいて保険申請しようと考えています。もっとも、こんなに人数が増えてるため、証明書をいただくまで一ヶ月かかるとか。証明書もいろいろあって、保険対応してない証明書もあるから、各保険会社にしっかり問い合わせた方がいいですね。

終わりに。

新年を迎えて、今年の目標が決まらないと迷っていた矢先に、コロナに罹りました。

まさか自分がかかるとは思わなかっただけに、驚きです。でもこういう時代ですから、いつどんなところから当事者になるのか、わからないものです。

そういう面ではわたしは考えが足りなかったなあ、と反省しました。

でもね、対応してくださった医療機関や保健所の方々がしっかりと支えてくださったから、一人でも頑張っていられます。咳やたんが苦しいけれど、耐えることができています。重症化してない事実を踏まえたら、ダイエットに成功していて良かった、とも、ワクチンを接種していて良かった、とも感じています。

最後に。猫もコロナに罹ると言われていますが。

少なくとも我が家のひめちゃんは元気です! 元気にわたしのそばにいて、わたしを見守ってくれています。くしゃみをする様子もなく、ごはんもガツガツ食べて、トイレもしっかり出しています。

唯一ね、心の底から良かったなあ、と感じている事実です。とにかく自宅隔離が終わるまで、わたしは引き続き家に引きこもって過ごしていきますよ〜。

ではこれにて。

長文読んでくださり、ありがとうございました!

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