今日も告白、明日も恋– category –
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今日も告白、明日も恋
イエー!
「あたしと付き合ってくださいっ!」「断る」 すらりとした長身が前を歩いていた。 先輩だ! 気づくと同時にダッシュをかけていた。 先輩は気配に敏い。声をかけるより先に振り返った。深いチョコレート色の瞳にあたしが映った次の瞬間、いつものよ... -
今日も告白、明日も恋
初恋が最後の恋
小学校のとき、中学校のとき、クラスで目立ってる子をうらやましいと思ってた。 だってあの子達、努力しなくても人に好かれてるような気がしたんだもの。お友達と気まずくなる瞬間があっても、格好よくケリをつけるんだよね。配慮が抜群なの。 そう... -
今日も告白、明日も恋
真っ直ぐにしか愛せない
たとえ大丈夫だってわかっていても、初めて行く場所って緊張しない? たとえ通い慣れてきた校内でも。 たとえ、歓迎されるとわかってるクラブ棟の部室でも! あたしとことはは、この高校生活で所属するクラブを、文芸部に決めた。 クラブ紹介のとき... -
今日も告白、明日も恋
初恋は叶わない、ジンクスさえ憎い。
はじめての恋、って言葉には、ちょっと特別なニュアンスがあるって、思ってた。 理屈なんて関係ないの。細かい理由とか超えちゃって、言葉だけで人の心を動かす強さがあるような気がする。この言葉を聞いた大人がみんな、懐かしいものを思い出す表情で... -
今日も告白、明日も恋
これが、恋?
高校での新生活が始まるときの、最初の試練っていつだと思う? あたしは昼休憩だと思うんだ。自己紹介もなかなかの試練なんだけどさ、ずばり、自己紹介って、この試練をクリアするための、いわゆるプレゼンだと思ってる。 自分はこんなやつです、仲... -
今日も告白、明日も恋
こんな想い知らなかった。
「なんで起こしてくれなかったのおおおーー!」 部屋の扉を開けながら、あたしは一階に向けて声を張り上げていた。 七時四十五分。いつも起きる時間より、三十分も遅い。制服のリボンを結びながら、バタバタと階段を降りて、キッチンに飛び込む。 「お...
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