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「24時間、料理の注文を承ります。」

公開している創作を大幅に書き直して、2022年11月、文芸社より発行していただきました。

現在、発売中です。

試し読み

クリスマス工芸パン。

昨日はホームメイドクッキングを受講してきたのです。

ちょうどね、クリスマスに相応しいメニューをいくつも学ぶことができる時期なのですけれど、今年のわたしは悩みました。ホームメイドクッキング、教わりたいけれど、ダイエット中なんだよなあ。ケーキは避けたほうがいいよねえ、という具合に。

でも! それでもスペシャルな機会なんだから、教わりたいと思ったのです。そう、コレまでに教わったことがない、工芸パンをね……!

目次

デニッシュ食パン

こちらはですね、クロワッサンと同じ、デニッシュ生地で作った食パンです。つまり、バターを混ぜ込んだ生地なのですね。扱いに気を使うその生地を、さらにとって複雑に編んだから出来上がりました。

うふふ〜。クリスマスらしい、華やかな食パンでしょお?

焼く前、生地には岩塩を軽くふりかけています。そうして焼き上がった後、メープルシロップをぬって粉糖をかけたから、なかなか侮れない味付けになってると思います。

うーん、あのデニッシュ生地を複雑に編むだけで、こんなにクリスマスらしい食パンになってくれるのだなあ。クリスマスと言ったら特別なメニュー、特別なごちそうを食べたがってしまうけれど、そのごちそうは普段の食事をちょいと工夫することで達成できるものなのかもしれません。

ツナメルトとクイニーアマン

さて、こちらは同じデニッシュ生地で作ったツナメルトと、クイニーアマンです。

ツナメルトもなかなか複雑な編みをしたパンですねえ。デニッシュ生地に、チェダーチーズ(スライス)とツナとみじん切りの玉ねぎなどをのせ、そのフィリングを包むような形で生地を編んだのです。

焼き上がった時間がちょうどお昼だったからね、さっそくいただいたのですよ。

そうしたらデニッシュ生地はサクサクで、中の濃厚なチェダーチーズとツナマヨの味がとろけるようで……! たまらんかったですね。帰宅後、夕食に食べてしまった理由は、美味しかったと覚えていたから。毎日食べてしまいたい、そのくらい、美味しいパンでした。

クイニーアマンは、ふふん、ただのクイニーアマンじゃないですよ。なんと中に、栗の渋川煮とクリームチーズが入っているのです! それがねえ、また美味しくて美味しくて! ペロリと食べてしまいましたわ〜。クイニーアマンと栗、クリームチーズの組み合わせは危険です。

----だから本当に、体重が増えたことは悔やんでないのよ。

アレだけ美味しい思いをしたんだもの。幸せな気持ちになったんだもの。だから少々、増えてしまっても、また落としてやるもんねーっ!!

気合いが入ります。美味しい料理は、生活全般への気力をあげてくれる存在なのですな。

ホームメイドクッキングの工芸パン

工芸パンといえば、普通は食べられないものを指します。カビが生えないようにしたり、室内の飾り用にいろいろ工夫されたものが工芸パンなのですよ。

だけどホームメイドクッキングの工芸パンは、数年前から食べられる工芸パンになったみたい。

事実、今回のクリスマスメニューで受けてみようと考えた理由は、初見時にいかにも美味しそうなパンだと感じたから。だから工芸パンだと知って、それも食べられるパンだと知って、とても驚いたのですよ。結果、今回の受講に繋がったのですな。

初めて、工芸パンを作ることになって。それも初心者にはなかなか難しいパンだと知って、ちょっと怯みましたが、でも先生のご指導のおかげでなんとか上手に作れました。

ありがたや〜。

でも今、思うことはただひとつ。美味しいから誰か作ってー! だったりするのでした。や、美味しかったからね、また食べたいと強烈に思うのだけど、一人で作るの、大変だと思うのですよ……。

うーん、もう一回、講座を受講したら、もう一回、食べられるかしら??

なーんてことを思ってしまったり。そのくらい、楽しい、美味しい講座でございました!

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