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公開している創作を大幅に書き直して、2022年11月、文芸社より発行していただきました。

現在、発売中です。

試し読み

断捨離と防災グッズ。

朝、起きてSNSチェックしているときに地震があった事実を知りました。津波こそほとんどなかったようですが、眠れなかった方も多いのではないでしょうか。

該当地域の皆さんが少しでも早く、落ち着くことができますように。

目次

防災グッズの見直し

わたしの住んでいる地域では、すでにお察しかと思いますが、地震の被害はありませんでした。土砂災害は多いのですが、地震は少ないです。ただ、皆無というわけではありません。だから朝食を済ませた後、自宅の防災グッズを見直して、避難場所の情報も見直しました。

しかし困ったことに、わたしの住んでいる近所にある避難場所は地震に対応してないところが多いんです。以前、町内会の集まりで知らされましたが、いちばん近くにある集会所(避難場所)だって、とても古い建物ですから、耐震性が心もとないのですよ。

他の避難場所も確認しましたが、地震対応の避難場所は少なかったです。このままで大丈夫なのかなあ、という不安が強くなりましたが、こればかりは個人ではどうしようもありません。避難を求められても、避難する先がないかもと思いながら、避難グッズを確認しました。以前、ブログで避難グッズについて書いたときは通販で購入することを検討していましたが、結局、わたしは無印良品の持ち出しセットを購入していたのです。

この持ち出しセットには、ポーチとしても使えるサコッシュ、コンパクトヘッドライト、大判ボディシート、ケース付き耳栓、除菌シート、ハンカチ、マスク、救急絆、エマージェンシーシートが入っています。いま、わたしは手持ちではいちばん大きな袋、スポーツバッグに、この持ち出しセットと生理用ナプキンを入れています。購入した時期は2021年9月でしたから、使用期限もまだ大丈夫でした。

断捨離はかなり進めている。

それから地震によって物が床に落ちる可能性を考慮して、家にある棚を見て回りました。ちなみに、我が家の棚の扉には地震時に作動する耐震ロックが取り付けられています。そもそも今日まで断捨離をかなり進めてきたから、棚の中にはあまり物を入れていません。

例外は、物置です。

こちらにも棚があります。でも扉がないから、物が落ちやすいんですよね。さらに天井付近までぎっしり物を置いているから、地震が起きたとき、我が家の危険地帯はまちがいなく物置になりそうです。

だからこれから、物置の断捨離にも手をつけようかなあと考えました。

実は手放すかどうかの判断に迷うものも物置に放り込んでいるんですよね。なので、まだ断捨離の余地はあります。不要なものを手放して、天井付近に収納している物の高さを低くしたら、落下の危険性は低くなるんじゃないかしら。あるいは、天井付近に壊れ物を置かないようにもした方がいいなあと考えました。

ですので、さっそく今日の午後から断捨離を進めようと思っています。

個人的に、気にしていること。

ところで、わたしは猫を飼っています。そして地域猫活動もしています。

いざというとき、飼い猫と一緒に避難しようと考えています。が、面倒を見ている地域猫たちは無理だろうなあと考えています。避妊・去勢手術するときに捕獲したんですけれど、そのせいなのか、ごはんを食べるために近寄ってくることはあっても、撫でさせてもくれますけれど、抱っこは拒絶します。強烈に嫌がります。飼い猫はおとなしくキャリーバッグに入ってくれますが、地域猫たちの避難は無理だろうと感じます。

だから災害が起きたときは、普段の生活で面倒を見ている地域猫たちを、結果的に見捨てることになるのかな、と考えつくと、とっても憂鬱な気持ちになります。

もちろん人間よりもはるかに敏捷な生き物なんだから、生き延びる可能性もありますよね。そもそも人間だって大変な事態なんだからしかたないという考えも、ちゃんとわたしの中にはあります。地域猫は実質野良猫なんだから。家族とはちょっと違う、とも考えてます。

ただ、それでも気持ちは落ちていきます。

これまでに数頭、外で亡くなった野良たちの面倒も見てきました。埋葬したわけではなく、火葬場に連れて行っただけなんですけれど、それでもとても悲しい気持ちになってました。この子猫は飼ってもいいよと言ってくれる人が見つかった猫だったんだけどなあ、とか、昨夜はとても寒かったから夜を越せなかったのね、とか、いろいろ考えてきました。

普通の生活を送っていても、死はありふれています。でもだからと言って慣れることはありません。いつでも悲しい。毎回、哀しく感じています。

だからどうか、天災も発生しませんように、と祈っています。……こんなときに憂鬱な気持ちになることも書いてしまってごめんなさい。

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