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「24時間、料理の注文を承ります。」

公開している創作を大幅に書き直して、2022年11月、文芸社より発行していただきました。

現在、発売中です。

試し読み

いろいろなグラタン。

わたしはホームメイドクッキングで料理を教わっています。

出汁のとり方や魚のさばき方を教わっていました。もっとも、基本的なところを習得し終えた現在は、月に一度から二度通う、という頻度に落ち着いています。

でね、今日はホームメイドクッキングとあのdancyuがコラボした講座、グラタン講座を受講してきたのですよ!

グラタン、いいですよね。とろけるチーズがたまりません。ゴージャスな料理なのに下拵えしたらオーブンに任せたらいいという簡単さも魅了的です。

今回教わったグラタンは三種類。玉ねぎとトマトのグラタン、きのことマカロニのグラタン、それからステーキのカプレーゼグラタンです。そしてグラタンによく合うホームメイドクッキング特製のバケットも焼いてきました。

はふう、しあわせなランチでございました。

目次

玉ねぎとトマトのグラタン

写真では右上。パンと同じ皿にあるココット型のグラタンです。

これはとってもシンプルなグラタンです。玉ねぎをニンニクと一緒に飴色になるまで蒸し炒めして、トマト缶と一緒に焼き上げたもの。味付けは塩だけなんですけれど、玉ねぎの甘みとトマトの酸味、ニンニクの旨味が合わさって、とっても美味しかったです。

野菜の味わいを生かしたグラタンだから、サラダ的グラタンと言えるかもしれません。一緒に食べたきのこマカロニグラタンやステーキのカプレーゼグラタンの味は濃いめだから、ちょうどいい箸休めにもなってくれるなあ、と、わたしは感じました。

使うチーズは家に買い置きしているパルメザンチーズ、つまりは粉チーズだから材料も入手しやすいんですよね。本来のレシピならもう少し大きな耐熱容器に作るのですが、わたしはこのココットに作って食事の一品に加える、というのもいい感じだと思いました。

ちょうど玉ねぎをたくさん購入したばかりだし、明日にでも作ってみようかしら? や、そのくらいシンプルで簡単なのに、美味しかったのですよねえ。うん、お気に入りです。

ステーキのカプレーゼグラタン

写真では、左下にあるグラタンです。

これはですね、なかなか凝っているグラタンです。まずホームメイドクッキング特製のパンを3切れほど切って型に敷き詰め、その上に調味した牛肉とトマト、モッツァレラチーズを交互にのせてオーブンで焼く、というもの。

ね、カプレーゼでしょ?

これはね、牛肉のエキスが、下に敷いたパンに染み込んで、とっても美味しかったです。モッツァレラチーズもトマトもトロトロ。焼けたローズマリーも美味しかったなあ。

ペロリと平らげちゃった。

正直なところを言うとね、赤ワインとか白ワインを一緒に飲みたくなったなあ。牛肉って単体でも美味しいのに、こんなふうにしたらたまらんじゃないのーと思いながら食べてました。普段わたしは牛肉を買わない人なんですけれど、このグラタンを作るために購入しようかなあとも考えました。うん、そのくらい美味しかった。

きのこマカロニグラタン

どーんと左上にある大きなグラタンです。今日のメインかな。

こちらはね、本格的なのにダマにならないベシャメルソースから作ったグラタンなのですよ。最近ではレンジチンで簡単にベシャメルソースを作れるようになってるけれど、たまには本格的に作るのも悪くない。そう感じるほどの味でした。

こちらも材料はシンプルかな。ペンネに好きなきのこ、ベシャメルソースにパルメジャーノ・レッジャーノとバターと牛乳と塩で作ります。シンプルなんだけど、上質な素材を使っている、とっておきのグラタンです。パルメジャーノ・レッジャーノなんてわたし、購入したことないわ。だってお値段が立派なんですもの!!

でもね、このグラタンはシンプルだからこそ、素材が大切になってくるグラタンなのです。事実、料理を教えてくれた先生は他のチーズを使ったところ、家族からの評判はいまいちだったとのこと。うーん、それなら思い切って買ってみるか……? と考えました。高価なチーズなんて購入するにはドキドキするけど、その価値はある。断言できます。

そのくらい、ゴージャスで美味しかったのですよ。

ベシャメルソースから作ったんですけれど、こちらも丁寧に作ったから味が良かったし。きのこを炒めるバターなんて、焦がしバターにしたのですよ。そりゃ風味も違ってくるわ、と納得いたしました。すべての風味がたまらん感じで「うまあああ」となりましたね!

このレシピは「ル・マンジェ・トゥー」オーナーシェフ、谷昇さんが手がけたレシピです。うーん、シンプルなのにとっても美味しいレシピだったから、プロはすごいと実感しましたねえ。その味わいを教えてもらえるなんて、ラッキーとも感じました。

おまけがついてきてたんだ。

実はホームメイドクッキングのdancyuコラボ講座では、おまけがついてきます。

今回は、プレジデントムック「技あり! dancyuグラタン」という本ですね。今回教わったグラタンを中心に、春夏秋冬楽しめるグラタン料理がたーくさん掲載されています。うん、グラタン料理はですね、一年中楽しめる料理なんですね。わたし、なんとなく冬ばかり作っていましたよ。や、なんとなく、冬って気がするじゃない?

でも夏でも春でも秋でも、作っていいんだーと感じました。

帰宅して、ワクワクしながら読みました。春の「たけのこと木の芽」グラタンも美味しそうだけど、「夏野菜のタンドリーチキン」グラタンも美味しそうだった。季節になったら作ってみてもいいかもしれない、と感じましたねえ。たけのこと木の芽のグラタンなんて、特にワクワクする。味噌味のホワイトソースを使うんだもの。とっても美味しそう!

ゴージャスなグラタンもありますよ。秋冬限定のあのフランスチーズ「モンドール」を使ったレシピもあったもの。以前のわたしなら知らなかったけれど、グルメマンガで見たから知ってるんだ。モンドールって高いのよ。近所では売ってない。好奇心だけは刺激されてたから一度食べてみたかったんですよねえ。そのモンドールを使ったレシピだなんて、なんてゴージャスなの。それこそ赤ワインと一緒にいただきたくなるじゃないのーと叫んでました。

うん。たった一回の講座を受講しただけなんですけれどもさ、これからの食事に変化をもたらす、素敵なきっかけになってくれたかもしれません。

なんといってもグラタンは、オーブンに任せられるから楽ちんなんだ……っ。疲れたとき、オーブンに料理任せきりってありがたいですよ。ほかほかとろけるチーズ料理を食べられたら、ほーっと癒やされるのですよ。なんでしょうね、あの癒し効果。自分でも謎です。

だからこの講座、受講してきて良かったなあ、と感じました!

とりあえず明日、さっそくトマトと玉ねぎのグラタン作ろ〜っと。手軽な野菜補給だ!

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