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公開している創作を大幅に書き直して、2022年11月、文芸社より発行していただきました。

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美容診断。

朝晩は寒いですけれど、昼は暖かい日々が続いています。
春が近づいているんですね。

新生活を予感させる先日、わたしは以前より興味のあった美容診断を受けてきました。具体的にどんな診断かと申しますと、パーソナルカラー診断と骨格診断です。ネットで「広島 パーソナルカラー診断」と検索して登場したサロンに予約して行ってきたのですよ。

や〜、なかなか興味深い経験でございました。

目次

パーソナルカラー診断とは。

最近、雑誌やSNSで「イエベ」「ブルベ」という単語を見かけるようになりました。

どういう意味なのかなあと調べたところ、この単語はパーソナルカラー診断に登場する単語だと知りました。パーソナルカラーとは、その人の生まれ持った身体の色と雰囲気が調和した色のこと。そして、人それぞれ個性が違うように似合う色も違う、という考えに基づいて、それぞれのパーソナルカラーを判断して、似合う色を見つけ出す診断をパーソナルカラー診断と呼ぶそうです。

これは、1980年代にアメリカから伝わってきた審美感です。そして日本では、特にファッション業界で広く支持されるようになりました。

基本となっている考えは、自然界に存在する色はすべて二つのグループに分けられるというものです。その二つのグループが、イエベ(イエローベース)とブルべ(ブルーベース)

日本人女性のイエローベース、ブルーベースの特徴は以下の通りになっています。

・手のひらの色が、オレンジや黄みがかっている。
・唇の色が、ピーチやコーラルのような黄みピンク〜朱赤。
・日焼けをすると赤くはならず、小麦色や黒色に焼ける。

・手のひらの色が、ピンクや青みがかかっている。
・唇の色が、さくらやローズのような青みピンク〜赤紫。
・日焼けをすると赤くなったあと、元に戻るか赤黒色に焼ける。

さらに日本では、この二つの分類をもとに、色相、彩度、明度、清濁の視点から4シーズン分類法の1シーズンを4タイプに分割。合計16タイプに細分化しています。

そしてこの16タイプカラーメソッドにおいて、一番に似合う色のグループをファーストシーズン、二番目に似合う色のグループをセカンドシーズンと呼んでいるのですね。

骨格診断とは。

骨格診断と言っても色々なメソッドがあるようですが、今回、わたしが受けた骨格診断は、二神弓子さんが設立した骨格診断協会に属するアナリストさんによる骨格診断です。

具体的には、この協会に属するアナリストさんが、顔から下の、「骨、脂肪、筋肉、質感」を触診し、分類された骨格タイプのうちどれなのか、判断してもらうのです。その分類は三つに分かれていて、「ストレート」「ウェーブ」「ナチュラル」となっています。

ストレート
・身体に厚みがあり、上に重心がある。
・ハリのある質感。
・スッキリシンプルで上質なファッションが似合う。

ウェーブ
・身体に厚みがなく、下に重心がある。
・柔らかな質感。
・華やかでソフトな女性らしいファッションが似合う。

ナチュラル
・関節や骨格がしっかりしている。
・肉感的ではない。
・ゆったりカジュアルなメンズライクなファッションが似合う。

引用元:骨格診断とは|骨格診断アナリスト協会

さてわたしの診断結果は?

そしてわたしの診断結果は、

パーソナルカラー
・1stシーズン:オータム(イエベ秋)
・2ndシーズン:スプリング(イエベ春)

骨格:ストレート

という結果になりました。ですから、

似合う化粧品
・リップ:カッパーレッド、パプリカ、アゲット
・アイカラー:ビターチョコレート、サフランイエロー、カフェモカ
・チーク:ダスティーオレンジ、サーモンピンク
・ネイル:サーモンピンク、バニラホワイト、オリーヴグリーン

似合うファッション
・シンプルでクラス感のあるスタイル
・ハリのある上質な素材(コットン、革、シルク、カシミヤなど)
・大きくはっきりした柄(ストライプ、ドット、ボタニカルなど)
・大きめでマチの厚い自立できるタイプのバック(ケリー風やバーキン風)
・シンプルで飾りの少ない帽子、中折れ帽など
・表革素材で飾りのないデザインのパンプス、ローファー、スニーカー

となるのですね。

や、文字にするとわかりにくいですから、わたしはさっそく電子書籍を購入しました。骨格とパーソナルカラーを組み合わせた、それぞれのタイプに似合うアイテムを掲載している本もあるのですよ。

わたしはこちらの本を読んで、自分に似合うアイテムを確認しているところです。どちらかといえば、自分の好みのアイテムが多いから助かります。でも憧れのアイテム(ウェーブさん向けアイテムが多い)が自分に似合わないのか、という衝撃も受けました。

が、SNSで検索したところ、ストレート向けアイテムを使いながらウェーブに寄せる組み合わせも研究されていて、脱帽しました。いやあ、諦めなかったら道って開けるんだわー。

ちなみに、パーソナルカラーでも同じことが言えます。好きな色が似合わない色だと知ったとしても、諦める必要はないのです。例えば、似合わない色を顔の近くに持ってこなければいいわけですから、似合わないと判断された好きな色は差し色として小物に使うとか、そういう方法もあるのです。だからまず、第三者の目で自分に合う合わないを知って、それからアレンジしていく。そのアレンジを見つけていくことも、なかなか研究しがいのある楽しい趣味になるのではないかなあ、と今回の美容診断で考えた次第です。

終わりに。

これまで、わたしは美容というものに興味を持てませんでした。

どんなに綺麗にしたとしても、しょせん、自分だという認識があったのです。デブだしブスだしアラフォー(アラフィフ?)だし。努力しても綺麗になれない、と諦めていたのです。

でもね、今回、パーソナルカラー診断と骨格診断を受けて変わりました。

世の中にはファッションアイテムや美容アイテムは数限りなく存在していて、それがまた足を遠ざける理由にもなっていたんですけれど、その中から自分に合うアイテムを見つけ出す行為は、なんだか面白そう、と感じたのです。

また、ひとつひとつのアイテムを組み合わせて、さまざまに印象を変えることができるという事実も、楽しく感じました。そういう冒険も楽しいかもしれない、とも感じました。

率直に言えば、年齢が気になるという本音もあります。

今になって美容の研究を始めるなんて、という恥ずかしさもあります。でもね、以前、投資の勉強を始めたときにも支えにした言葉なんですが、「今日が人生でいちばん若い日」なのです。年齢を重ねておばさんと言われる年齢になったけれど、それでも綺麗になりたい変わりたいという気持ちまで否定されなくてもいいでしょ?

何より、わたしにさまざまな美容診断をしてくれたかた、わたしと同年代だったのですね。とても綺麗で素敵な女性でした。彼女のようにもなりたいなあと感じた以上、頑張ってみてもいいではないですか。そのようにわたしは考えたのでした。

最後になりますが、小説を書くとき、今回得た知識を取り入れて人物描写したら、より伝わりやすいかなあ、とも考えちゃいました。それから骨格の違いによってね、痩せやすいとか痩せにくいとかもあるらしくて、ダイエット面でも有効な知識だったかなとも考えました。ちなみに骨格ストレートさんは筋肉がつきやすくて、痩せにくいタイプだそう。とほほ。

ともあれ、美容診断、受けてみてよかったです〜!

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