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「24時間、料理の注文を承ります。」

公開している創作を大幅に書き直して、2022年11月、文芸社より発行していただきました。

現在、発売中です。

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季節の変わり目は落ちやすい。

数日前から予感がありました。気分が落ち込む予感です。

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季節の変わり目に要注意!

先日、ガクンと気温が下がりましたよね。その時からうっすらとした予感がありました。たぶんわたしの体調、悪くなるだろうなあ、という予感です。

なぜなら、これは持病がなくても全ての人に言えることなんですが、季節の変わり目とは、体にかかる負担が大きいのです。まとう服を秋冬服に変えてわたしたちも季節の変わり目に対応してますが、実はそれ以上に、目に見えないところで体は頑張ってくれてるんですね。

だから季節の変わり目には、そのストレスがドカンと出てきます。

事実、わたしが入院するときは大抵、季節の変わり目です。春とか秋、そういう時期に心身の調子を崩して入院することが多いのです。そうして今週、月曜日からわたしの体はダウンしていたのでした。

具体的にどうなるのかというと、起き上がれない。

や、それでも起き上がらなくちゃいけないと考えて起き上がるんですが。ちゃんと着替えて朝ごはんの支度もするんですが、食べようという気力がわかない。なんとか食べ終えても、しなくちゃいけないことが全て無意味に思えてきて、何もしたくなる、という感じです。

とにかくしんどくて、横になっていたい。

楽しいことも何も思いつかなくて、たぶんこういう状況を他人が見たら「甘えてる」って言われてしまうんだろうなあ、と思いつきます。するとますます自分が情けなくなって、結果、ますます気分が落ちていくんですね。

言われることで、落ち着く気持ち。

今週はたまたま、訪問看護が金曜日から水曜日に移動していました。

看護師さんの都合によるものですが、こんな事態ですから正直、ホッとしました。気分が落ちている時って誰とも話したくない気持ちにもなっているのですが、看護師さんやお医者さまは別です。むしろ、こんなに落ちてしまって、役立たずになってしまっている自分をなんとか助けてくれ、という気持ちになっています。自助なんて無理だーという感じ。

結論から言うと、お医者さまや看護師さんでも治せない症状なんですが。

ただ、それでも客観的に「落ちてるね」と言われるだけでも、ストンと落ち着くのです。たぶん冷静な、知識ある他人から「だらしない」とか「甘えている」とか言われることなく、「落ちている」と言われることで、自分を受け入れることができるからでしょう。

気合いでね、なんとかしようと当人は考えるんです。でもそんな気合いなんて無意味だという事実を、医療関係者さんは突きつけてくる。無駄な努力だと伝える。それは厳しい言葉かもしれませんが、事実を突きつける優しさでもある。そもそも気合いで状況が変わるなら、そもそも病気ではないんだよなあ。

突き抜けた精神力で状況が変わるなら、わたしにはその突き抜けた精神力はないのだろう、と思います。そう思うことで、また落ち込むんですが。

ともあれ、落ちてしまったら、耐えるしかありません。気力がどうしようもなく落ち込んでいる状況を、誤魔化しながらあるいは騙しながら、生活を続けます。どのくらい続くのか、断言はできないけれど、しばらく続くだろうとのこと。しょんぼりです。

救いは膝に乗っているかわい子ちゃん。

今、机についてブログを書いています。

膝の上にはかわいい愛猫が丸まっています。この子は、わたしが横になっていると、すぐそばに丸まっています。撫でてやると、うっとり目をつむって、尻尾をパタパタと揺らします。とてもしあわせそうで、ホッとします。

だらしないなあ、と自分でも感じるこのわたしを、このかわい子ちゃんは見捨てないのです。というか、そもそもだらしないとか、そういうふうに考えていないんだろうなあ、と感じます。

むしろ、自分を構わずあちこち動き回っている飼い主がじっと横になっている姿は、この子にとっては満足できるものなのかも?

なーんて、ちょっと甘えてみました。でもね、だからこそしっかりしなくちゃ、早く回復したいなあと感じます。味方でいてくれるこの子をしっかり養える自分にならなくちゃ。

そんなことを思いながら、今日も早めに休むことにします。

おやすみなさい。みなさんもお身体を大切になさってくださいね!

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