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公開している創作を大幅に書き直して、2022年11月、文芸社より発行していただきました。

現在、発売中です。

試し読み

003:いよいよ入学いたします。

2月10日、ホグワーツレガシーの発売日です! 

すでにアーリーアクセスを遊んでいる身ですが、この日をとても楽しみにしていました。だってね、早くホグワーツレガシーの感想を語りたくてしかたなかったんですもの! そのくらい素晴らしいゲームだから、いろんな方に話してまわりたかったのです〜。だから本当に、迎えられたこの日が嬉しい。

さて、ここから先は「ホグワーツレガシー」のネタバレ配慮なしの感想記事となります。どうぞご了承の上、続きをご覧くださいませ。

目次

入学案内書がワクワクを高める。

ゲームを開始しますと、キャラクター作成の前にこのようなお手紙が表示されます。この瞬間からすでにワクワクいたしましたねえ。ふむふむと読み進めていって、「おお!」と感じたところは差出人。

マチルダ・ウィーズリー。

ウィーズリー、って、あのウィーズリー?? 公式サイトに書かれている時代設定を思い出せば、このゲームの舞台は1800年代後半という事実を思い出せば、あの人物たちは登場しないとわかります。

でも少なくともご先祖さまにあたる方かなあ、と思ってしまうわけですよ!

うーわー、どうしよう。この時点ですでに、気持ちが高まっています。いや、どうしようじゃないですね。素直にこの先を楽しみに追いかけていけばいいんです。ウキウキとキャラクターを作成しました。

ここが1800年代後半のイギリス……!

そうしてゲームが始まりました。表示された映像に、うわ、と感じました。

画面中央に、先ほど作ったばかりの主人公がいる! それもこの世界に違和感なく存在しているよ。じっくり眺めました。なぜならこの時代はわたしの好きな時代なんです。あとこの時代を舞台にした小説を書きたいという下心もあるから、じっくりと眺めました。ふむふむ、服はこんな感じなのね。クラシカルな馬車が素敵、って、どちらが前なの?? つか、馬がいなくない???

そう。だってこれは魔法の馬車なんだよなー。ああ、ワクワクが高まる!!

とか思っている間に、場面はどんどん進んで、主人公と、ホグワーツ入学前に指導を行ってくれたフィグ先生の会話もどんどん進みます。そのさなか、唐突にフィグ先生の知人らしき人物が現れたとき、「ハリーポッターだ!」と感じましたね。現れ方がいかにもハリーポッターの映画だと感じたのです。

それから見知らぬ人物が現れた時に見せる主人公の、表情の微妙な表現に感心しました。驚いて、愛想笑いして、頷いて。いかにも現実の人物が見せる表情です。これ、(たぶん)CGなんだぜ……。なのに映画の俳優さんが演技をしているところを見ているような、そんな気持ちになります。

フィグ先生と知人さんにはどうやら込み入ったお話があるよう。ホグワーツに向かう馬車に乗り込んで、その馬車の中で会話が始まります。主人公は何者なのか、という話題から知人さんが話したがってた本題に入ります。その本題とは、最近におきた小鬼(ゴブリン)の反乱についてです。反乱のリーダーはランロクという名前の小鬼。小鬼の反乱とランロクを脅威に捉えている人は少数派みたい。

その少数派である知人さんが強力な魔法がかかっている小箱を取り出します。これ、亡くなられているフィグ先生の奥さまが送ってきたアイテムなんですって。魔法省に勤めているこの人物なら小箱を守ることができるかもしれない、と奥様は考えたのでしょう。

しかし魔法がかかってるから開けることができない。フィグ先生にもその魔法が解けなかったのですけれど、なぜだか主人公はその魔法の痕跡を解くことができました。小箱から現れたものは、鍵。その鍵に触れようとしたところ。

ドラゴンによる襲撃があったのです!

哀れ、3人が乗っていた馬車はまっぷたつ。知人さんはドラゴンに襲われ、フィグ先生と主人公は空中に投げ出されます。絶望的な状況、でもあの鍵がありました。フィグ先生が主人公の手を取り、あの鍵を手にしたとたん、どこともしれぬ場所に二人は転移させられていたのです。

ホグワーツ入学の前に冒険が始まる。

そうして転移させられた先で、主人公とフィグ先生は探索を始めます。ここはチュートリアルになるのかな。いろんな操作方法が小出しに出てきて、ゆっくりと操作に慣れていけます。

この映画のような世界で、主人公を動かすから本当に、映画の中に入り込んだような気持ちになりましたねえ。それもCGで装飾された後の映画。まさにファンタジー世界に没入した感じ。おまけにPS5で遊んでいるから、微妙な振動がコントローラーを通じて伝わってきます。歩いたり、ジャンプしたり。

ちなみに新たな呪文をフィグ先生から教わる場面もあるんですけれど、その教授方法も面白かったです。コントローラーを使って魔法を使うことに慣れなければ、と決意を新たにしながら探索を続け、ついにはとある場所に到達するのです。映画にも登場する、小鬼が働いているあの場所といえば?

そう、グリンゴッツ魔法銀行です!

魔法界でもっとも安全だと言われている場所ですね。その12番金庫に主人公たちは案内されます。そう、主人公たちを導いた鍵は、この金庫の鍵だったのですよ。グリンゴッツ設立のころに契約を交わして以来、数百年も訪問者のいなかった金庫に向かい、主人公たちはさらなる探索を続けるのでした。

いくつもの謎を解き、戦闘もこなして、主人公が持つ力に導かれながら、探索を続けていきます。

そう。戦闘もあるのですよ。事前インタビューでは確か長距離フェンシングみたいな戦闘だと書かれていたと思いますが、その戦闘もチュートリアルで学びます。ええ、操作に慣れてないから、わたしは何度も何度も主人公を死なせてしまいました。うう、戦闘は苦手なんですよう。

本当に苦労しながら先を進め、そうして主人公はたどり着いた先で、新しいアイテムを発見します。

話題の小鬼が登場、そしてホグワーツへ。

この場面を見たとき、「なんじゃいな?」と思いました。

やー、率直に申しますと、これ、瓶に見えません? そりゃ上の部分に鎖を通せる金具がありますけれど、わたしは瓶に見えたんですよ。だけどフィグ先生はこれを「ロケット」だとおっしゃる。

……そうなの?

ともあれこのロケットによって、主人公とフィグ先生は過去の記憶を見ることができました。それはむかしに存在した魔法使いの記憶、ーーーーなんらかの思惑で、この金庫を用意した魔法使いの記憶です。その魔法使いは、古代魔法が絡む大いなる知識への道を用意したのですね。

その知識を狙う者がいる。だからこそフィグ先生の知人も、その知人に鍵を送ったフィグ先生の奥さんも命を落としてしまったのだという事実を再確認しているところ、思いがけない人物が現れました。

反乱を起こした小鬼たちのリーダー、ランロクです。

何人かの小鬼を引き連れての登場です。途中で見かけた警備の小鬼もいます。彼がランロクに情報を漏らしたのかな。うーわー、それって守秘義務放棄じゃない? と言いたくなったのですけれど、この金庫まで案内してくれた小鬼さんはランロクを制止しようとしてたんですね。出て行かせようともしました。だからこそランロクに粛清されてしまいます……。

ランロクは言います。この場所で手に入れたものをすべて引き渡せと。

そう。ランロクこそが大いなる知識を求め、おそらくはドラゴンに主人公たちを襲撃させた人物だったのです。知人と奥さまの死を憤るフィグ先生は、謎を解く手掛かりにもなる主人公の身柄とロケットを要求され、拒絶しました。攻撃魔法を放ちます。戦闘が始まります。ランロクは強い!

戦闘の気配を察したのか、魔法人形(ゴーレム?)が出現し、襲いかかってきます。主人公たちは吹き飛ばされ、ランロクたちが応戦します。ランロクの追及がそれましたが、ゴーレムが倒されたら主人公たちにランロクは襲いかかってくるでしょう。だからゴーレムとランロクたちの間に激しい戦闘が繰り広げられている間に、主人公たちは新たな転移ポイントを見つけて、危機から逃れたのでした。

たどり着いた先は、なんとホグワーツです。

ホグワーツは古代魔法で作られた砦だからかもしれません。フィグ先生は「さあ、組み分け儀式に向かおう」と言います。うん、安全が確保されたからね。安心していいと思うけど、切り替え早いな先生! これが大人というものか!!

わたしなんて、いまだ興奮冷めやらぬといった感じですよー。

もうね、ワクワクが最高潮! こうして主人公の冒険は始まるんだーと思えば、これからの展開に期待が高まるというものです。

あと、参考になりました。ハリウッドの映画技法の本や小説技法の本に、「冒頭から事件を起こせ」という記述がありますが、それはつまり、こういうことか、と。確かに夢中になってしまうわーと我が身をもって、その教えの正しさを実感したのでした。

組み分け儀式にて、主人公はグリフィンドール寮生になる。

すでに前々回のブログにも書きましたが、主人公はグリフィンドール寮生になりました。

手紙を送ってくれたマチルダ・ウィーズリー副校長先生が、主人公の服をグリフィンドール仕様に変えてくれます。ええ、たいした手間もかけずに、魔法でシュワ〜っと変更してくれたのです。

ああ、これぞハリー・ポッター! 

ちなみに主人公の背後に立つ人物は、「ホグワーツ史上もっとも人望のない校長」と言われたブラック校長です。……あのシリウス・ブラックの血筋に連なる人物なんだよなあ、と思えば親しみを抱くところですが、フィグ先生に皮肉を言っているところを目の当たりにしたらそんな気持ちも消えます。

ウィーズリー先生にグリフィンドールの寮に案内してもらいました。あの肖像画の淑女に扉を開けてもらい、寮に移動しました。かくして長い長い1日が終わりを迎えます。

この時点で、わたしは主人公への好感度がぶっちぎりです。古代魔法の痕跡を見ることができることもさながら、彼女自身がとても賢い。要所要所にある手がかり(襲撃してきたドラゴンの首輪とか!)を見逃さないし、判断力も行動力も飛び抜けています。わたしなんて、彼女と同じものを見ていたのに気づかなかった点がたくさんあって、感心させられましたよ〜。

どんな物語になるのかな。この新しい冒険、楽しみでしかたないなあ。

というところで記事をひとまず終えようと思います。長文、読んでくださりありがとうございました。

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