国盗物語– category –
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国盗物語
小話・支部長命令です!
あの、キーラ・エーリンが魔道能力を取り戻した、と云う知らせを受けたとき、耳を疑ったもんだ。知らせてくれたやつ、ロジオンは簡単に嘘を云うやつじゃない。だが、魔道能力は簡単に取り戻せるものなのか、と云う疑問は持ってあたりまえだろ。そもそも... -
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間章(13)
「お訊きしてもよろしいでしょうか」 沈黙して考え込んでいた侍従長は、アレクセイをまっすぐ見つめながら口を開いた。 「いま、この事実を確認された意味は? なにをお考えですか」 企みもなにも感じさせない、まっすぐな問いかけ... -
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間章(12)
憔悴したロジオンをヘルムートが引きずっていく様を見送り、アレクセイは留守を任せた文官が残した書類を眺めた。必要最低限の書類しか処理していない事実、判断の理由をぎっしりと細かく用紙に書いており、律儀な性格がうかがえる。 苦笑しなが... -
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間章(11)
「王子さま」 魔道士ギルドの様子を確認したあと、アレクセイはキーラを連れて、サルワーティオーを歩き回った。ひとが集まる市場、気取らない食事処、憩いの場となっている建造物。街の雰囲気をつかむため、ルークス王国民の生活ぶりを知るため、... -
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間章(10)
「魔道士ギルドには、魔道技術や研究成果を、戦闘ではなく生活に役立てようという目的があるんだもの。ルークス支部がそういう形で依頼を引き受けてもいいでしょう?」 「別に、だれも悪いとは云うておらぬが」 キーラがさらに言葉を継げば、... -
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間章(9)
ほかほかと手に抱えた荷物から、なんとも美味しそうな匂いが漂っている。 魔道士ギルドに向かうなら、と云ったキーラが購入した荷物は、魔道士ギルドに残っているレフへの差し入れだと云う。すでに朝食を食べ終えた時間ではないかと指摘すれば、... -
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間章(8)
その街をはかる尺度として、公園はそれなりに有効な存在である。 憩いの場として機能しているなら政策が充実している証明となるし、逆に、浮浪者が住み着いていたら救済政策が機能していない証明ともなる。くつろいでいる人物にも注意が必要だ。... -
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間章(7)
実はあたしのおすすめはここでおしまいなのよ次に行きたいところはある? 朝食を終えた後、キーラは堂々と云ってのけた。 云われた瞬間、アレクセイは困惑したものの、じきに噴き出した。手回しよく休暇を差し出してきたものだから、今日... -
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間章(6)
さらりと頬に触れて流れていく風は、いつのまにか、冷たさを伴うようになっていた。 王宮内でも季節の変化を感じ取れる。だがこうして、王宮を降りて街に入れば、その変化はより著しいと感じた。アレクセイは息を深く吸った。胸の深くまで、新鮮...
